この記事の連載

◆うまみたっぷりひじきとホタテのご飯

 ホタテは、気持ちを安定させ、体に潤いを与えることで、安眠できる食材です。生のホタテを入れてもいいですが、今回は使いやすい乾燥ホタテを使用しました。少ない量でも全体にホタテの旨みが広がるので、風味豊かな炊き込みご飯に仕上がります。

 ご飯に飾った卵も、安眠食材のひとつです。夜ご飯に活用すると、効果が高まりますよ。

●材料(4人前)

・帆立貝柱:大さじ1ほど
・ひじき:大さじ1
・人参:40g
・卵:1個
・米:2合
<調味料>
・醤油:大さじ1
・みりん:大さじ1
・調理酒:大さじ1

●作り方

(1)人参は4センチ長さの千切りにします。

(2)米を研いで分量の水を入れたら、<調味料>の食材を入れます。ひじき、貝柱を入れて1時間ほど吸水させます。

(3)吸水時間が終わったら、(1)の人参を入れます。

(4)蓋をして、強火で加熱します。沸騰したら、弱火にして15分加熱します。炊き上がったら全体をよく混ぜて、再び蓋をして10分ほど蒸らします。
※炊飯器で炊くことも可能です。

(5)溶き卵をフライパンで炒り、炒り卵を作ります。

(6)(4)のご飯を器に盛り、(5)の炒り卵を入れて完成です。

しっかり熟睡して、免疫力をアップしよう!

 秋から冬は感染症が流行するシーズン。熟睡することで、体の機能を回復させ免疫力アップも叶います。体の疲れや心の疲れから不眠になることもありますが、今回ご紹介した安眠薬膳レシピを活用し、熟睡することを心がけましょう。

 ストレスの多い現代。しっかり寝ることでご自身の体と心の健康を保つことができますよ。

他のレシピもチェック!
サバやタコ、冬瓜を使った薬膳レシピ残暑とエアコンつけっぱなしの環境で食欲がなく胃腸の疲れを感じる時に
今からでも遅くない! 冬の冷えを防ぐため取り入れたい夏の養生法とエネルギーをつける食材まとめ
トウモロコシの“ヒゲ”捨てるなんてもったいない! 湿気と暑さでだるい&胃腸が疲れた時に活躍するレシピ3選
実は「焼き鳥」も立派な薬膳料理 ポイントは部位と選ぶメニュー おすすめ5品に自慢したくなる雑学も
【安眠ごはんレシピ3選】自律神経を整える薬膳食材は?
【薬膳カレーレシピ4選】“ベースの薬膳カレー”を体調によってアレンジ!
スーパーの意外なところに薬膳食材!手軽に家で作れる「缶詰」薬膳レシピ

さとうあい

宮城県仙台市在住の料理家。フードコーディネーターや学校講師などを通して飲食業界に携わること20年以上。現在は国際中医薬膳師の資格を取得し、子どもの不調を整える薬膳料理講座や、企業へのメニュー提案などをする傍ら、レシピライターとしても活動中。

次の話を読む乾燥の季節が到来! 喉の痛み・咳・鼻水には 「潤う薬膳レシピ」

← この連載をはじめから読む

Column

さとうあいの薬膳レシピ

季節の変わり目や、疲れなどからくる体調の変化に薬膳料理はいかがでしょう。
身近な食材を使った薬膳料理を、料理家のさとうあいさんが教えてくれます。
難しい準備は不要! 簡単でおいしいレシピの数々に体も喜ぶはず。

2024.09.20(金)
文・撮影=さとうあい