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夏は暑さから、どうしても冷たい飲み物に手が伸びてしまいがち。しかし、氷たっぷりの冷たい飲み物は、胃腸を冷やし夏バテの原因にもなりかねないので注意が必要です。効果的に身体の熱を冷まし、汗で失った水分も補うには、瓜類の食材がおすすめ。
今回ご紹介するのは、身体の熱を冷まし、喉の渇きを癒す効果のある「きゅうり」を使ったレシピです。利尿作用があるので、水分の取りすぎや胃腸の不調による浮腫みを解消する効果も期待できますよ。
サラダやナムルなどで食べるイメージの強いきゅうりですが、薬膳では加熱調理をして食べることも多いです。様々な調理法できゅうりを楽しめるメニューをご紹介いたします。
◆夏バテ防止! おろしきゅうりの豚しゃぶ豆腐
身体の熱を冷ますきゅうりに加えて、夏バテ防止をしたい時には、身体の元気を補充する食材も必須です。疲労回復効果のある豚肉や梅と合わせて食べることで、暑い夏を元気に過ごすことができます。すりおろしたきゅうりと米酢の酸味で、食欲のない日にもさっぱりと食べることができるレシピです。
●材料(4人前)
・きゅうり:1本
・豚小間切れ肉:200g
・絹ごし豆腐:1丁
・カリカリ梅:2~3個
・大葉:4枚
・白いりごま:大さじ1
・米酢:大さじ1
●作り方
(1) 梅は種を取り除き、みじん切りにします。大葉は千切りにします。
(2) きゅうりはヘタを切り落とし、すりおろします。
(3) (2)に、(1)の食材、米酢を入れて混ぜます。
(4) 鍋に湯を沸かし、豚肉を入れて茹でます。赤みがなくなったらザルで湯切りし、冷まします。
(5) 器にカットした豆腐を盛り付け、上に(4)の豚肉を盛ります。
(6) 上から(3)を飾って、白いりごまを散らして完成です。
2022.08.24(水)
文・撮影=さとうあい