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どんどん日射しが強くなり、外に出るだけで汗が出てくる季節になってきましたね。汗をかくことで、水分を失うだけでなく、体を元気に保つために重要な「気」も失いがち。水分と気が不足することで、体がだるくなったり、やる気が出なかったりする「夏バテ」の症状がおこってしまいます。
今回は夏バテ予防に最適な、水分と気を補うことのできる薬膳カレーをご紹介します。ベースの薬膳カレーのレシピのほか、その日の体調や天候に合わせたアレンジメニューもご提案します。トッピング食材を変えることで、あなたの一日の過ごし方や体調に合わせた薬膳カレーを作ることができますよ。
◆ベースの薬膳カレー
体の熱を冷まして元気を補ってくれる食材を入れた、ベースの薬膳カレーレシピです。ココナッツは喉の渇きを潤す効果があり、冷たい物の飲み過ぎからくる夏バテの防止にも最適な食材です。ココナッツが苦手な方は、効能は変わりますが、豆乳やヨーグルトに置き換えて作っても大丈夫です。
ミックススパイスである「ガラムマサラ」は、辛味の強いものから独特の香りがあるものまで、商品によって味がさまざま。お好みの商品を探してみるのもおもしろいでしょう。
●材料(4人前)
・豚ひき肉:200g
・玉ねぎ:1個
・生姜:10g
・にんにく:1片
・トマト缶:400ml
・菜種油:小さじ1
・カレー粉:大さじ2
・ガラムマサラ:大さじ1
・ココナッツミルク:200ml
・塩:適量
●作り方
(1) 玉ねぎはみじん切りにし、生姜とにんにくはすりおろします。
(2) 鍋に菜種油、にんにく、生姜を入れて弱火で加熱します。
(3) にんにくの香りが出てきたら、(1)の玉ねぎを入れて弱火でじっくりと炒めます。
(4) 玉ねぎがしんなりしたら、豚ひき肉を入れて赤みがなくなるまで炒めます。
(5) トマト缶、カレー粉を入れ、食材がひたる程度の水を入れて煮込みます。
(6) トマトの酸味が馴染んで、野菜の甘みが出てくるまでじっくり煮込みましょう。
(7) 仕上げにココナッツミルク、ガラムマサラを入れてよく混ぜ、塩で味を整えます。
(8) ココナッツの甘みが馴染むまでさらに10分程度煮たら、ベースの薬膳カレーの完成です。
2022.07.28(木)
文・撮影=さとうあい