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 まだまだ寒さが続く季節、手足の冷えから「しもやけ」に悩む方も多いようです。薬膳ではしもやけは、寒さやストレス、運動量の低下によって引き起こされる「血の滞り」が原因であるとされています。

 特に一日の寒暖差が激しくなる2月頃から、しもやけの症状の悪化に悩まされることが増えるようです。しもやけは、悪化すると痛みや痒みを伴い、腫れたり水ぶくれになったりすることもあります。

 体の末端部分の血流悪化が原因のしもやけ症状の改善には、血巡りアップの食材がおすすめです。毎日のごはんに血巡りアップ食材を取り入れて、つらいしもやけ症状にしっかりと対策をしましょう。

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◆黒豆入りドライカレー

 スパイスは体を温めながら巡りをアップさせる優秀食材です。生姜やにんにくも同じように、体を内側から温める効果の高い食材です。スパイスとの味の組み合わせもしやすく、取り入れやすいですよ。

 黒豆は、冬に増えがちな白髪を予防し美髪に導く美容食材。なるべく砂糖を使わずに調理できるメニューで活用するのがポイントです。

●材料(4人前)

・豚ひき肉:200g
・玉ねぎ:1個
・人参:0.5本
・生姜:10g
・にんにく:1片
・黒豆:100g
・サラダ油:適量

[A]
・カレー粉:小さじ2
・クミンパウダー:小さじ1
・コリアンダーパウダー:小さじ1
・醤油:小さじ2
・ケチャップ:大さじ1

・ガラムマサラ:小さじ1
・塩:適量
・ご飯:人数分

●作り方

(1) 黒豆は洗ってから、たっぷりの水に一晩浸して戻します。

(2) 黒豆を、戻し汁ごと鍋に入れて弱火で煮ます。

(3) 豆が柔らかくなるまで煮たら火を止めます。

(4) 玉ねぎ、人参をみじん切りにします。にんにく、生姜をすりおろします。

(5) フライパンにサラダ油を敷き、(4)のにんにく、生姜を入れます。香りが出てきたら豚ひき肉を入れて炒めます。

(6) 豚肉の赤みがなくなってきたら、(4)の玉ねぎ、人参を入れて炒めます。

(7) 野菜が柔らかくなってきたら、[A]の調味料を入れて味付けをします。全体を混ぜたら、(3)の黒豆を煮汁ごと入れます。

(8) 水分がとぶまで汁気を煮詰めたら、ガラムマサラ、塩で味を整えます。

(9) 器にご飯と(8)のカレーの具を盛りつけて完成です。

2023.02.14(火)
文・撮影=さとうあい