会社に迷惑をかける社内不倫カップルに断罪を下すスカッと系ドラマ「御社の乱れ正します!2」に出演する、マーク・パンサーさんにインタビュー! 健康生活研究家としての現在の活動についてからglobe時代のことまで、たっぷりとお聞きしました。

――マークさんは今どのような活動を中心にされているのですか?
いまは音楽活動以外に、高校や大学で子どもたちに教えたり、大分や別府で「大使」として温泉プロモーションに関わる仕事をしたりしています。
教えている学校は高校も大学も大阪にあるので、週のうち1日は大阪へ授業に行き、2日間は大分と別府でレギュラー番組の収録。残りは神奈川や長野で健康生活研究家として健康ライフを発信する生活をしています。
もともと、僕の父親が遊牧民のように移動しながら暮らす生活スタイルの人だったので、多拠点で生活することにはあまり抵抗がありません。長野にも30年前から自分たちで作っている家があるので、そこへ行くこともあります。

――なぜ健康に着目されるようになったのですか?
これまで僕は、「人に夢を売る」ビジネスを中心に生きてきました。でも人生後半はもっと自分自身のために生きたいと思ったんです。
自分が心から笑える生活を送ろうと考えた時に、食生活の見直しと健康は外せませんでした。
というのも、僕は今55歳ですが、50歳くらいまでは暴飲暴食を繰り返していました。過去の栄光もあって、活動もしていないのに「レジェンド」と持ち上げられ、調子に乗っていたところもあったのだと思います。気がついたら体重が85キロくらいまで増えて、非常に不健康な状態になっていました。
そんな時にやってきたコロナ禍。それまでライブハウスを作り、手広く展開してきたビジネスもすべてゼロになり、そこでやっと目が覚めた気がしました。まずは体重を適正体重に戻し、そこから人生を考え直そうと思うようになりました。
2025.07.07(月)
文=相澤洋美
写真=釜谷洋史