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近年では、おせち料理は苦手だから作らない、もしくは食べないという方も多いようです。しかし、2023年を良い一年にするためにも、年始には縁起物であるおせちを少しだけでも食卓に並べたいものですね。今回ご紹介するのは、女性の美容に欠かせない食材をたっぷり使った、ご家庭で簡単に作ることができる薬膳おせちレシピです。
古くから作られてきたおせち料理は、日持ちをさせるために全体的に糖分が多いのが特徴でした。しかし、自宅で作ることで、お好みの味やあっさりとした味に仕上げることも可能です。甘さ控えめで、美容効果も期待できる手作りおせちを、2023年の始まりにぜひご活用ください。
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◆なつめと黒豆の煮豆

黒豆煮は「まめに働く」「まめに暮らす」などの意味が込められたおせち料理の一品です。薬膳では黒豆は、滋養強壮や老化防止の食材として重宝されています。
今回ご紹介するレシピでは、体を温め、エネルギーをチャージする黒砂糖と、同じく女性のエイジングケアに欠かせないなつめを使っています。しっかりと甘味をつけたレシピとは一味違った、なつめの控えめな甘さがクセになる薬膳レシピです。
●材料(4人前)

・黒豆:100g
・なつめ:5個
・黒砂糖:30g
・水:400ml
・醤油:小さじ1/2
●作り方
(1) 鍋に水、醤油、黒砂糖を入れて弱火で加熱します。砂糖が溶けたら火を止め、洗ったなつめと黒豆を入れます。蓋をしたまま、ひと晩吸水させます。

(2) ひと晩ゆっくり豆に吸水させたら、鍋に蓋をして圧力鍋で10分加圧します。
※圧力鍋を使わない場合は、豆が柔らかくなるまで極弱火で3時間ほど煮ましょう。

(3) 時間が経ったら、自然冷却して蓋を開けます。なつめを一旦取り出し、皮と種を取り除きます。

(4) なつめの実を戻し入れ、軽く全体を混ぜます。
※混ぜすぎると豆の皮が取れてしまうので注意しましょう。

(5) 容器に移し入れ、豆が煮汁の中に全て浸っている状態で冷まし、味を染み込ませます。
※この工程をすることで、ふっくらと美味しい煮豆に仕上がりますよ。

(6) 器に盛り付け、お好みでクコの実を飾って完成です。

2022.12.28(水)
文・撮影=さとうあい