この記事の連載

◆レンコン入り松風焼き

 松風焼きは別名「のし鶏」とも言われ、縁起の良いのし袋に由来するおせち料理とされています。表面にケシの実や白ごまを振りかけ、裏には何もつけないことから、「裏がない(隠し事のない)正直な生き方ができるように」との願いが込められています。

 寒い冬は、こたつやエアコン、ストーブなどの暖房器具によって肌が乾燥しがちです。豆腐やレンコンは乾燥を補い、体に潤いを与えてくれる食材です。また、これらの食材を入れることで、しっとりとした食感に仕上がる効果もありますよ。

●材料(4人前)

・鶏もも挽き肉:200g
・絹ごし豆腐:50g
・レンコン:50g
・片栗粉:10g
・白炒りごま:大さじ1
・青のり:適量

[A]
・醤油:小さじ1と1/2
・みりん:小さじ2
・塩:少々
・味噌:小さじ1
・調理酒:小さじ2

●作り方

(1) レンコンは、皮ごとすりおろします。

(2) ボウルに鶏もも挽き肉、豆腐、Aの調味料を入れてよく混ぜます。
豆腐が鶏肉としっかり馴染むまで混ぜるようにしましょう。

(3) (1)のレンコン、片栗粉を入れてさらに混ぜます。

(4) バットなどのオーブン用容器にクッキングシートを敷き、(3)のタネを入れます。表面をナイフでならして平らにしましょう。

(5) 白いりごまを表面に満遍なく振りかけます。

(6) 200度に予熱したオーブンで20分加熱します。金串を刺し、中心まで温かくなっていれば焼き上がりです。

(7) 粗熱が取れたらバットから取り出し、羽子板の形になるように切ります。半分に青のりを振りかけます。

(8) お好みで飾り串を刺し、器に盛り付けて完成です。

2022.12.28(水)
文・撮影=さとうあい