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痛くて辛い生理痛。毎度のことだからしょうがない、と考えてはいませんか? 薬を飲んだり、学校や仕事を休んだり、生理痛が酷い方には辛い悩みですよね。しかし、そんな生理痛も薬膳の考えでは「本来、痛みはないのがスタンダード」であるということはご存知でしょうか。
薬で痛みを抑えることも時には必要ですが、普段の食生活を見直してみるのも大切。今回は生理痛が酷くなりやすい3つのパターンについて説明しながら、それぞれに合った薬膳レシピの紹介をさせていただきます。辛い生理痛を軽減させたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
◆血の不足が原因〜鯖と金針菜(キンシンサイ)のスープ
慢性的な疲労があり、体に疲れが溜まっているときになりやすいのがこのタイプ。経血の量が少なかったり、色が薄かったりする場合や、生理中に疲労感を感じやすい場合は血の不足が原因です。
体の血の不足だけでなくエネルギーも不足している症状なので、痛み止めを飲むだけではその場しのぎにしかなりません。普段の食生活において、体の血やエネルギーとなる青魚、肉類、きのこや豆類などを食べるように心がけましょう。
金針菜は、鉄分が豊富でほうれん草の約20倍とも言われている食材です。別名「忘憂草(ボウユウソウ)」とも呼ばれ、生理中の精神不安症状にも効果的です。日本ではあまりメジャーな食材ではありませんが、台湾や中国では生理中に欠かせない食材でもあります。
●材料(4人前)
・鯖の水煮缶:1缶
・金針菜(乾燥):5g
・人参:4分の1本
・黒木耳(乾燥):6個
・生姜:1かけ
・小松菜:2〜3株
・水:500ml
・醤油:小さじ1
・塩:少量
●作り方
(1) 人参は千切り、小松菜はザク切り、生姜はすりおろしにします。
(2) 鍋に水、金針菜、黒木耳を入れて15分程置いて柔らかくなったら弱火で加熱します。鯖の水煮缶を汁ごと全て入れたら、(1)の人参、生姜を入れます。
(3) 人参が柔らかくなったら、(1)の小松菜を入れて煮ます。
(4) 小松菜がしんなりしたら、醤油、塩で味を整えて完成です。
2022.10.01(土)
文・撮影=さとうあい