料理を「作らない・作れない」ことに罪悪感を持っている人に贈る、フードライター・白央篤司さんの金言&レシピ。冷凍食品にちょい足しするのも立派な自炊。簡単なことから始めてみませんか?
朝晩はすっかり冷えますねえ。
あったかい汁、ぬくい汁が起きたてに嬉しくなってきました。
最近ね、ハマっているスープがあるんですよ。大根とキノコ、とても良いダシが出る2つのものをメインにすえた、豆乳の和スープ。程よいコクがあって、深い旨みがあって、朝に飲むとなんともこう……幸せになれる味わいなんだなあ。
味噌汁を作る感覚でできますので、試してみませんか?
大根とキノコ、油揚げの豆乳スープ
■材料(2人前)
・大根:80g(正味)
・好みのキノコ:100g
・油揚げ:20g
・だし:300ml
・豆乳:150ml
A
味噌:大さじ1と1/2
醤油:大さじ1/2
酒:大さじ1
【下ごしらえ】
大根は皮をむいて7~8mm幅の細切りにして、80g程度を用意。油揚げも大根と同じぐらいの幅で細切りにします。
【ポイント】
・キノコは今回、ブナシメジとヒラタケの2種類を使っています。1種類でもいいけど、2種、または3種使うと旨みや香りがグンとアップしますよ。ほかにエリンギ、マイタケ、エノキ、シイタケがおすすめ。
・写真のような、黄色っぽい米味噌(塩気がやさしくて、甘みの強いもの)が、このスープには合うと思います。
2020.10.10(土)
文・撮影=白央篤司