バラエティ番組での活躍はもちろん、近年は俳優としてもキャリアを重ねているイモトアヤコさん。直木賞・山本周五郎賞をW受賞した永井紗耶子さんの小説を映画化した『木挽町のあだ討ち』では時代劇に初挑戦し、朗らかで面倒見のいいおかみさんを演じている。活動20周年、40歳という節目を迎えたいま、俳優としての撮影現場での学び、役への向き合い方、そしてプライベートで大切にするようになった時間について、率直な言葉で語ってくれた。


原作者・永井さんとの奇縁と再会

――今回は時代劇に初出演、豪華な顔合わせによる映画『木挽町のあだ討ち』の出演オファーを受けたとき、どのようなお気持ちでしたか。

 初めての時代劇だったので、「できるかな」「このそうそうたるメンバーの中に自分が入って大丈夫かな」という不安はありました。でも何より、やっぱり嬉しかったですね。それに原作者の永井紗耶子さんとは10年くらい前に一緒にお仕事をしたことがあったので、「あの永井さん!?」という驚きもあって、ダブルで嬉しかったです。

――以前は永井さんとどんな形でご一緒されていたんでしょうか。

 『日経エンタテインメント!』で1年半くらい連載をやっていて、いろんな監督さんにお話を聞く企画でした。その時のライターさんが永井さんだったんですよ。当時から時代小説を書かれているという話は聞いていました。連載が終わってから、小説家としていくつもの賞を受賞されて一気に……びっくりしました。

――永井さんが前職の時から一緒にお仕事をされていたんですね。不思議で素敵なご縁ですね。

 そうなんですよ。その連載が終わった時に、また仕事を一緒にできたら、と話をしていたので、いろいろなことがリンクしてさらに嬉しかったです。この間、初号試写で永井さんとひさしぶりにお会いして、めちゃくちゃテンションが上がりました。

次のページ 映画の撮影に感動! 斬られ役もやってみたい