映画の撮影に感動! 斬られ役もやってみたい
――時代劇という新しい挑戦について、戸惑いや発見などはありましたか。
いろいろなことが初めてづくしで、カツラの付け方や衣装の着付けなどひとつひとつが本当に勉強になりました。そもそも名前のある役で映画に出演すること自体が初めてだったので、ライティングなども「こんなに丁寧に作るんだ」と感動していました。
――和装もとてもお似合いでしたね。
和装、いいですよね。私、自分の和装が大好きです。なんだか素敵だなって思います(笑)。
――また時代劇に挑戦してみたいお気持ちは?
あります! ぜひ、またやってみたいですね。女性なので立ち回りは難しいかもしれませんが、斬られ役をやってみたいです。
――斬られ役! イモトさんの運動神経も活かせそうですね。
そうそう、オーバーリアクションが得意なので、いい斬られっぷりができるんじゃないかなと思って(笑)。
――イモトさんが演じたお与根さんという人物に、親近感はありましたか。
憧れみたいなものを感じましたね。余裕があって、懐が深くて、人のために尽くせて、サービス精神もあって、その場を自然に明るくできる女性って、なかなかなれないじゃないですか。原作を読んで、お与根さん自身がつらい経験を乗り越えて明るく振る舞っているというところに、より尊敬の気持ちが強くなりました。
――役作りは、原作が大きな手がかりになったのでしょうか。
そうですね。まず原作を読んで、「お与根さんがここに行き着くまでに、こういう人生を歩んできたんだ」と考えました。夫の久蔵さんがあまり喋らない役なので、「この場をどうにかしなきゃ」という気持ちで、ちょっと“MCお与根”的な感覚でそこにいた気がします。
――劇中でお与根さんと、正名僕蔵さん演じる芝居小屋の小道具方・久蔵さんは落ち着いた夫婦ですね。共演の方々との印象に残っているエピソードがありましたら教えてください。
皆さんとほぼほぼ初めましてだったので、役として接する前に、人として緊張するじゃないですか。正名さんには本当に助けてもらいました。久蔵さんが無口だから正名さんは劇中でセリフが少なくて、その反動なのか、撮影の合間にめちゃくちゃ喋るんです。そのおかげでリラックスできて、長年連れ添った夫婦のような気持ちで隣に居ることができました。夫のようなおばちゃん友だちのような、そんな雰囲気がありました。
