冬の「リゾナーレトマム」は、厳寒を楽しむコンテンツが目白押し。後篇では、メインダイニング「OTTO SETTE TOMAMU(オットセッテ トマム)」で味わう冬限定のディナーコースや、ゴンドラでしか行けない標高1,088メートルの絶景スポット「霧氷テラス」、一室限定の特別な客室「スキーヤーズスイートルーム」の魅力に迫ります。


蟹と北海道の美しき組み合わせを味わう

 リゾナーレトマムのメインダイニング「OTTO SETTE TOMAMU(オットセッテ トマム)」では、冬の旬の恵みを味わい尽くすディナーコースを提供しています。

 レストランのコンセプトはイタリア語で「美しい組み合わせ」を意味する「Bella Combinazione(ベッラコンビナッツイオーネ)」。冬限定のディナーコースでは、冬の海で身がしまった蟹と北海道の食材、イタリアと日本の郷土料理など、さまざまなエッセンスを巧みに組み合わせた料理を堪能できます。

 ワインペアリングは、イタリアワインを中心に、北海道の作り手による希少なワインも味わうことができるお値段以上の構成なので、お好きな方はぜひ。

 コースの始まりを彩る小前菜は、海と大地からの恵みを凝縮した華やかな4種類の料理です。黒千石大豆や羊の煮込みにパルミジャーノをのせた温菜「ウッチェレットのトルタ」や、パリッとしたコルノ生地に柑橘やハーブが香るサーモンのパテを詰めた「いくらのコルノ」。

 トスカーナの伝統的なパン粥「パッパ・コル・ポモドーロ」は、白樺の樹液を合わせたトマトのジュレとウニをのせて。フリットしたポレンタに合わせたヴェネツィアの郷土料理「バッカラ・マンテカート」も味わい深く、北海道らしい食材とイタリアの食文化の融合を楽しめます。ワインはフランチャコルタ(ロンバルディア州産のスパークリングワイン)を合わせて、エレガントな幕開け。

 パスタは、花咲蟹のリングイネ。ソースは、イタリア・リグーリア州の郷土料理「チュッピン」の(濃厚な魚介のスープ)調理法を活かし、蟹の身だけでなく、殻までじっくり煮込むことで、濃厚な旨みと香ばしさを引き出しています。

 もうひとつのパスタは、鹿肉とマッシュルームのアニョロッティ。アニョロッティは北イタリア・ピエモンテの詰め物パスタですが、倶知安町の「豪雪うどん」にヒントを得た馬鈴薯デンプンを使うことで、もちもちの食感に仕上げています。

 鹿の骨などから取る澄んだスープに鹿肉のアニョロッティを浮かべ、テーブルでマッシュルームをたっぷりとスライスして完成。大地の恵みを堪能できる一品です。

 お次は魚介料理「タラバガニのインボルティーニ」。ホタテやウニのムースをタラバガニの身で巻き、ふっくらと蒸し上げています。付け合わせのバジルと春菊をめがけて熱々のオリーブオイルをかけると、清涼感のある香りがふわっ。蟹や魚介の旨みが詰まったクリアなスープが、この贅沢な味わいを一層引き立てています。

 さらに肉料理「牛肉のビステッカ」、プリモドルチェの「トマム牛乳のジェラート」を堪能したところで、メインのドルチェ「ジャガイモのコンポジオーネ」が登場。北海道といえばジャガイモですが、まさかデザートに使われるとは。

 ジャガイモに見立てたのは、パートフィロ(極薄のパイ生地)にココアバターを塗ってパリパリに焼き上げたもの。その中に、ジャガイモのジェラート、ムース、ホワイトチョコレートが入っています。ジャガイモにこんな一面があったなんて、嬉しい驚き。

 食後は、グラッパはもちろん、北海道産のクラフトジンなどの食後酒も楽しめます。ディナーの余韻に浸りながら、ゆっくり味わうのもいいですね。

※冬限定ディナーコースの提供は3月31日まで。ディナーコース 全8品、18,000円、ワインペアリング:9,500円、ノンアルコールペアリング:5,500円、ミックスペアリング:7,500円(すべて税・サ込)。公式サイトから要予約。

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