唇の輪郭で未知なる自分を引き出す、劇的な旅をしよう
口紅は、旅に似ている。非日常に身を置くことで、知らない自分と出会うのが旅ならば、初めて塗る色に、こんな自分がいたのだと不意に気付かされるのが口紅だから。
そこで今どうしても知っておきたい口紅がある。「カネボウ ルージュスタードラマ」。斜めにカットされた細身のスティックの息をのむ滑らかさに促され、いつの間にか鮮やかな輪郭を描いてしまう……。その時、自分の唇はこんなにも美しかったのかと、改めて気付くはず。またそれが知らない自分を奥底から引き出すきっかけになるからなのだ。
気付いただろうか? どんな輪郭を描くかで印象は驚くほど変わること。内なる思いや感情までも象るような躍動的なフォルムが、ドラマティックに表情を引き立てるルージュなのだ。
ましてや唇に吸い付く密膜の肉感と躍動する血色感は、自らに見惚れ自分をもっと好きになる喜びをもたらすはず。そう、それがこの新作で3タイプとなる「生命感ラスティングルージュ」の揺るぎない約束なのだ。
いきいき艶めくヴァイブラントの生命感か、やわらかな息吹の如きブリーズの生命感か、はたまた踊る輪郭で内なる感情を引き出すドラマの生命感か、命の瞬きも一つではないことに気付こう。まさに自分という素晴らしい存在を旅するように3つのルージュがもたらす喜びは、旅先探しにも似て人生の劇的な選択肢となるはずだから。
齋藤薫(さいとう・かおる)
女性誌編集者を経て美容ジャーナリスト/エッセイストに。女性誌で多数のエッセイ連載を持つほか、美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザーなど幅広く活躍。
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文=齋藤薫 撮影=植田翔 編集=渋谷香菜子
CREA 2026年夏号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。
