大好評を博した男性同士の恋愛や友情を描いたNetflixリアリティシリーズ『ボーイフレンド』。続編となるシーズン2では北海道に舞台を移し、撮影期間も2か月へと延長するなど大幅な「アップデート」が行われた。
制作者としてシーズン2に込めた思いや、制作の舞台裏とは。エグゼクティブ・プロデューサーを務めるNetflixの太田大さんにお話を伺った。
「前作の方が良かった」は続編の宿命だが…
――2024年7月に配信開始されたシーズン1に大きな反響があり、同年続編の制作が発表されました。続編を作るにあたって、プレッシャーはありましたか?
一般的にどのような番組でも、シーズン2は必ず前作と比べられますよね。「前作を超えられるのか?」と言われるのは続編の宿命だと思います。
ただ、リアリティショーの場合、映画やドラマと違い、参加者にとってはどのシーズンも「シーズン1」なんです。見続けてもらうことで、全く別の人たちの物語だということが伝わると信じて、迷わず制作に臨みました。
――今回の舞台、冬の北海道を選んだ決め手は何だったのでしょう。
まず、シーズン1が夏の物語だったので、その対比として「冬の雪景色の中にある暖かな家」を描きたくて、いくつかの地域を検討していました。地域の方々が番組の意義に共感し、全面的な協力体制を敷いてくださったことが、今回のロケ地である阿寒湖周辺に決まった大きな理由です。地域の方々との信頼関係があってこそ、その空気が画面を通して伝わり、優しさや温かさを感じられる番組になるとも思っています。
――阿寒湖周辺にはアイヌコタンもあり、多様なルーツやマイノリティに対する理解がある土壌だと感じました。
まさにアイヌコタンの存在は意識していましたし、ぜひロケの一つに入れたいと思っていました。また、冬の北海道でやろうと決めたときから、冬から春への移ろいを描きたいと考えていました。そこで撮影期間も前回より長く設定しました。
――夏と冬では、参加者の心の動きも変わるように感じます。
そうですね。外に向かう夏に対し、冬はより「内に向かう」感覚がある。その分、人間関係の繊細な揺れや成長が色濃く出たように思います。
――運営面で、前作を経てアップデートしたポイントはありますか?
間取りはお借りできる場所によるのですが、できればメンバーの個室に水回りがあるといいなと以前から思っていて、今回それが叶いました。そもそも個室がある恋愛リアリティショーって珍しいんですけど、一人になりたいときに心の安全を確保できる場所は絶対に必要だと思うんですよね。内装やアメニティの隅々にまでその想いを込めています。
