「今、また演じるのがすごく楽しいんです」と語る沢尻エリカさん。映画『#拡散』では、新聞記者という役を通して、これまでとは異なるアプローチで役と向き合い、新たな表現の手応えを得たそう。キャリアを重ねた今だからこそ感じている、お芝居への純粋な喜びと、これからの挑戦への思いについて話を伺いました。

» 【前篇】を読む


「好き」という気持ちがあるとプラスアルファのことができる

――多忙な中、心身を健やかに保つためにされていることはありますか?

 ピラティスはずっと続けてます。もともと体を動かすことが好きなので、夏はシュノーケリングしたり、冬はスキーをしたり。運動は自分にとってリフレッシュできる時間です。

――本作で演じた新聞記者の福島美波もそうですが、自分のキャリアについて向き合う機会が増える時期でもありますよね。沢尻さんご自身、仕事へのモチベーションをどのように保っていらっしゃいますか?

 そうですよね。本当に難しい年頃ですよね。やっぱり大切なのは「演じたい」という気持ちかもしれません。演じたり、伝えたりする喜びを絶対になくしちゃいけないと強く感じています。もちろん、これまでのキャリアの中でその情熱を一度も失ったことがないというと嘘になります。だからこそこの気持ちの重要さが身に染みています。

 どんなお仕事も同じだと思うんですが、経験を重ねることである程度はこなせちゃうこともあると思うんです。でも、「やりたい」とか「好き」だという気持ちがあると、よりプラスアルファのことができるようになる。

 本作でも、新聞記者という普段の自分とは違う視点を持つ女性を演じることで、コロナ禍で混乱していた社会を改めて見つめ直したいという強い気持ちが芽生えました。この役と向き合う中で、気持ちが高まっていったように思います。

次のページ 「今、演じるのがすごく楽しいんです」