台湾から調味料を持ち帰って、旅先で出会ったあの味を自宅で楽しみませんか?

 3ステップ以内ですぐにつくれる“現地ごはん”の再現レシピを、朝食から夕食まで料理家の真藤舞衣子さんに教えていただきました。


《朝食》ザーサイや桜えびを入れて 食感豊かに

「鹹豆漿(シェントウジャン)」のレシピ

 台湾の朝ごはんで絶対ハズせないのは、豆乳に酢を加えておぼろ豆腐状にした、鹹豆漿(シェントウジャン)。

 数分でつくれるので忙しい朝にぴったり。

■材料(2人分)

・無調整豆乳:400ml
・桜えび:大さじ1
・ザーサイ:30g
・黒酢:大さじ1
・ごま油(またはラー油):適量
・白いりごま:小さじ1
・香菜、油條:適宜

■つくり方

(1) フライパンに桜えびを入れて中火にかけ、乾煎りする。

(2) 小鍋に豆乳を入れて中火にかけ、沸騰直前まで温める。

(3) 器に、(1)、ザーサイ、黒酢を入れて(2)を注ぐ。

(4) ごま油を回しかけ、白いりごま、好みでざく切りにした香菜と油條を散らす。

レシピで使った調味料

「酢」

1949年創業「恒泰豊行」の高級酢。蔣 介石が愛用していたことでも有名。ほんのり甘く、酸味がまろやか。160元。
※ない場合は、穀物酢、または黒酢を同量使う


●ここで買いました!
PEKOE(ペコー)

地方の調味料を買いたいなら、ここ!

所在地 台北市大安區敦化南路一段295巷7號
電話番号 02-2700-2602
営業時間 11:00~19:30
定休日 無休
https://www.pekoe.com.tw/

●レシピを教えてくれたのは……
真藤舞衣子(しんどう まいこ)さん

山梨でカフェ「my-an」を営む傍ら、料理教室を主宰する。また、雑誌やテレビ等で活躍中。アジア料理や、発酵食品に造詣が深い。『箸休め』(学研プラス)など著書多数。

※1台湾元=約3.6円
※時差=-1時間
※国番号=886
※夏季、年末年始、旧正月などの営業は各店にお問い合わせください。また、それ以外の営業時間や定休日なども、現地の状況に応じて変更の可能性があります。
※店舗・施設によっては税金・サービス税が加算される場合があります。
※ショップデータ内のクレジットカードの表記は、すべてのカードを使用できない場合のみ「カード不可」と記入しています。
※掲載のデータはすべて2020年3月26日現在のものです。

人気の台湾ごはん
再現レシピ集

2020.04.27(月)
Photographs=Kitchen Minoru
Styling=Nobuko Nakayama(peddle)
Coordination=TOP TAIWAN MEDIA FACTORY
Cooperation=Taiwan Tourism Bureau

CREA 2020年5月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

おいしい、台湾。

CREA 2020年5月号

その一口できっと笑顔
おいしい、台湾。

定価820円

台湾を訪れると、いつも地元の人のあたたかさ、おおらかさに心癒されます。その笑顔の秘密は、日々の豊かなごはんなのかも。あつあつの小籠包に滋味深いお粥や豆漿、心ときめくかき氷とふわふわの豆花。おいしいものは元気をくれる。そんな当たり前だけど大切なことを思い出させてくれる旅をご案内します。