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だんだんと朝晩の涼しさを感じる日が出てくると、夏の終わりを感じますね。夏の終わりから秋の始まりは、季節の変わり目ということもあり、疲れを感じやすい時期です。冷たいものを取りすぎたり、夜更かしが多かったり、夏に乱れた食生活をおくった弊害を感じることも多いでしょう。
そんな、残夏の疲れがなかなか抜けない方におすすめなのが、「きのこ」を使った料理です。きのこ類は体の疲れを回復させて、元気を補う効果があります。低カロリーで、食物繊維も豊富なので、女性に嬉しい効果が詰まった食材です。
秋に旬を迎えるきのこは、近年ではスーパーの店頭に並ぶ種類も増え、様々な味を楽しむことができるようになりました。今回は、味覚の秋の代表食材「きのこ」を使った薬膳料理をご紹介します。「毎年寒くなると風邪をひく」という方は、本格的な寒さを感じる前に疲れた体をリセットするといいですよ。
◆きのこと豚肉の卵とじ丼
免疫力をアップする舞茸は、きのこの中でも特に優秀な食材です。体の疲れが気になる場合には、迷わず舞茸を選びましょう。
小松菜は体にこもった熱を冷まし、イライラ感を軽減してくれる効果もあります。卵は半熟に仕上げると、体のエネルギーを補給する効果がアップするので、固めすぎないように気をつけましょう。気温が下がって、寒さを感じる日は黒木耳をプラスしてもおすすめです。
●材料(4人前)
・ごはん:人数分
・豚小間切れ肉:200g
・舞茸:1パック
・干し椎茸:2枚
・小松菜:5株
・卵:2個
・ごま油:小さじ1
・醤油:大さじ1
・調理酒:大さじ1
・みりん:大さじ1
●作り方
(1) 舞茸は、食べやすい大きさに手で裂きます。小松菜は根元を切り落とし、4センチの長さに切ります。干し椎茸は水で戻した後、薄切りにします。戻し汁は後ほど使うので取っておきましょう。
(2) 鍋に湯を沸かして、小松菜を茹でます。茎の部分が柔らかくなったらザルに取り出して流水で冷やし、水気を絞ります。
(3) フライパンにごま油を敷き、豚肉、(1)の干し椎茸を入れて加熱します。
(4) 豚肉の赤みがなくなってきたら、舞茸を入れて全体を混ぜ、椎茸の戻し汁、醤油、調理酒、みりん、ひたひたになるまでの水を入れます。
(5) 水分がなくなってきたら溶き卵を全体に回し入れて弱火にし、蓋をします。卵が半熟状になったら火を止めます。
(6) 器に温めたごはん、(5)の具材、(2)の小松菜を盛り付けて完成です。
2022.09.05(月)
文・撮影=さとうあい