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ジメジメした暑さからくる、体のだるさ、食欲低下、胃腸の不調、下痢などに悩まされてはいませんか? 梅雨から夏にかけての長雨の時期は、外気だけでなく体の中にも水分が溜まりがちです。水分排出作用のある食材を食べることで、適度に水分を体外に出すことができ、体の不快症状も改善されていきますよ。
体内の余分な水分を排出するためにおすすめの食材は「小豆」。水分代謝を促すだけでなく、湿気による吹き出物や腫物にも効果があります。同じ小豆でも、和菓子でお馴染みの「あんこ」は、たっぷりの砂糖で煮てあるため、効能がほとんどありません。小豆本来の味を楽しめるような甘さ控えめの料理がおすすめです。
今回ご紹介する小豆茶は、水分排出には効果絶大! 香ばしい香りで、小豆を麦茶感覚で楽しめます。小豆茶を作った際にできる煮小豆を使った簡単レシピもあわせてご紹介します。
◆優しい甘みと香ばしい香りの小豆茶
小豆は、皮の部分に体の水分を排出する効果があるので、アク抜きをせずにそのまま使える料理がおすすめです。小豆茶は、優しい甘みと香ばしい香りが特徴のお茶です。一度に飲みすぎると肌が乾燥してしまうので、一日コップ一杯程度を目安に飲みましょう。
●材料(2人前)
・小豆:50g
・水:1,000cc
●作り方
(1) 小豆は軽く洗ってザルで水切りをします。乾かしたらフライパンに入れて乾煎りします。焦げやすいので、フライパンを揺すりながら弱火でゆっくりと加熱しましょう。
(2) 小豆の表面に黒っぽく艶が出てきたら火を消します。
(3) 右が加熱前の小豆、左が加熱後の小豆です。煎りすぎると焦げた香りがついてしまうので、注意しましょう。
(4) 煎った小豆を水とともに鍋に入れます。沸騰するまで強火で沸かし、その後弱火で30分ほど加熱します。
(5) 水分量が半分ほどになり、水が色づいて小豆の香りが移ったら火を止めます。
(6) ザルで濾して、お茶と煮小豆に分けます。
(7) 温かい状態でも美味しいですが、冷蔵庫で冷やして飲むのがおすすめです。
2022.07.02(土)
文・撮影=さとうあい