昨年2024年夏に開業した、客室4室のみのこだわりの宿「掬水(きくすい)」は、仁寿3(853)年から歴史を刻んできた歴史と由緒ある神社「富士山本宮浅間大社」に隣接する宿泊施設だ。
清らかな水や竹林に囲まれて、自然を身近に感じるステイを
「富士山本宮浅間大社」は全国「浅間神社」の総本宮であり、「富士山」などとともに世界遺産の構成資産のひとつとして知られるところ。
「掬水」は富士山の麓の閑静な場所にあり、「富士山本宮浅間大社」と一体となっていることで、まるで自然の中にいるかのような体験ができる。また「富士山本宮浅間大社」境内にある、富士の伏流水が湧き出る「湧玉池」(わくたまいけ)を望むこともでき、いわばパワースポットの中に滞在し、心と身体を癒す宿といえる。
客室は、それぞれ趣や利用人数が異なる4部屋。
「水の間」は、国の特別天然記念物に指定されている「湧玉池」がすぐ目の前に広がり、手で触れるほどの距離でその清らかさを感じられるのが特徴だ。目の前に広がる景観をただただ見つめるもよし、目を閉じて水の流れる音を聴きいるもよし。この部屋でしか味わえない贅沢な時間に身を任せて過ごすことができる。
「富士山本宮浅間大社」の竹林に隣接している「竹の間」は、主室に囲炉裏を配し、蔵をお風呂にリノベーションすることで日本文化を肌に感じながら滞在できる1室だ。主室と離れをつなぐウッドデッキが設けられ、部屋の中の移動の際、自然の匂いや風を感じることができるようにとデザインに工夫が凝らされているのも特徴的。竹林の奥深さを感じさせる静寂と穏やかな時間が流れている。
このほかに客室は、2つのベッドルーム、リビングルーム、キッチン、ダイニングルーム、バスルーム、ワーキングスペース付きで、最大で10名が泊まれる「浅間の間」と、木目のデザインを基調にすることで自然と心を落ち着かせてくれる畳敷きの和室「駿河の間」がある。
飲食施設はないものの、宿泊者が自由に使える共用キッチンがあるので、長期滞在、家族や仲間との滞在にもうってつけ。そしてもちろん、ひとりでゆっくりしたいときにも。ちょっとした休みに心身をリセットしたり、中長期でワーケーションのために宿泊したり、世界遺産めぐりや周辺観光の拠点にしたりと、さまざまな用途で利用可能だ。
世界遺産&パワースポットの宿「掬水」では、心身を癒すひとときが待っている。
掬水(きくすい)
所在地 静岡県富士宮市元城町22-3
電話番号 05-4455-3200(受付:平日10:00~17:00)
https://kikusui-fujinomiya.com/
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