謎の諜報部員ヒョンビンと、凄腕検事チョン・ウソンが激突するドラマ「メイド・イン・コリア」。二人にとって初めての配信シリーズへの出演であり、映画『ハルビン』『KCIA 南山の部長たち』などで知られるウ・ミンホ監督による、激動の1970年代の韓国と日本を舞台にした白熱の超大作だ。主演の二人に加え、ウ・ドファン、ソ・ウンスという若手を交えてCREA WEB独占インタビューが実現した。


韓国のトップ俳優たちが「メイド・イン・コリア」に出演を決めた理由

――今日はどうぞよろしくお願いします。

チョン・ウソン (日本語で)お久しぶりです。

――お久しぶりです! ウソンさん、覚えていてくださって嬉しいです(以前、何度か取材したことがあるだけでなく、偶然遭遇したこともあったのだ~)。1話目を拝見しましたが、とても面白かったです。まず皆さんがこの「メイド・イン・コリア」に出演を決めた一番の理由をそれぞれ教えてください。

ヒョンビン まず、シナリオの中でそれぞれのキャラクターが抱いている欲望と信念が、色々な選択に繋がっていき、それがどういった結果へと導かれていくのか。そこがとても気になったんですね。

 そして、私は常に新しい役柄というかキャラクター像を披露したいという思いがあるんですけれども、そういった面でもこの「メイド・イン・コリア」は非常にふさわしい作品だと思いました。また、ウ・ミンホ監督と、そしてこの素晴らしい共演者と一緒に仕事ができるということも理由ですね。

チョン・ウソン 私は「メイド・イン・コリア」というタイトルが投げかけているもの。つまり何がメイド・イン・コリア(韓国製)なのか、という問いに一番大きな魅力を感じました。

 そしてシナリオを読んでいくと、この世界観の中に存在する登場人物たちのアイデンティティに絶えず疑問を投げかけているんです。そこに非常に魅力を感じたんですね。また、ウ・ミンホ監督、ヒョンビンさん、ウ・ドファンさん、ソ・ウンスさんたちとともに作品を作り、この人物を演じるということの面白さに惹かれました。

ウ・ドファン まず、ウ・ミンホ監督とのお仕事ということ、そしてやはり先輩の皆さんと共演できるということが一番の決め手ですね。もちろんシナリオにも惹かれたんですけれども、やはり監督と先輩たちとご一緒することが出来るということが、本当に一番大きな理由です。

ソ・ウンス 私は以前からずっとファンだったウ・ミンホ監督が初めて配信ドラマシリーズを撮るということで、ぜひ出演したいと思いましたし、さらにシナリオを読んだらもうすでにその段階で非常に完成度が高かったんですね。加えて以前からテレビで拝見していた、本当にきら星のような先輩の皆さんと共演できるということもあって、想像するだけでも非常に胸がワクワクしました。

 また、撮影が終わってから、このようにプロモーションを一緒にやっている今この瞬間も、まるで夢のような時間なんです。念願が叶いました。

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