●魔法はCDショップ再ブームからはじまった

 突然だが、魔法の国に迷い込んだ話をしたい。「田中さん、お疲れですか」と心配してくださったそこのあなた、ありがとう(泣)。でも大丈夫。今回はTHE ALFEEの新譜「君が生きる意味」入手から鑑賞までを綴ったファンタジックストーリー。ぜひ安心してお聞きください。ちょっと前置きは長いけど!

 さて、その長い前置きなのだが、私の中で今CDショップブームが到来。ネットでポチの便利さ、「あなたこれが好きじゃない?」的なサブスクさんのお気遣いに長年甘えていたが、CDショップの「さあ勝手に探しな!」という女王様的佇まい、やっぱりええな~。新譜と旧譜、レジェンドと新人が混在し、キラッキラにディスプレイされ、どあーっと分類されたCDの並びは142mm×124mmの芸術の集合。まるで美術館だ。

 興味がないジャンルも手に取りたくなるトラップいっぱいの配置。知らないアーティストが一挙に多数目に飛び込んでくる興奮! ノーミュージック・ノーライフ仲間が、試聴用のヘッドフォンをつけ、新たな音楽との出会いを果たしている。やっぱりCDショップはええな~(二度目)。

 そんな愛おしいCDショップのざわめきの波に身をゆだねつつ、THE ALFEEの新譜を探す幸福! クッ、すぐ見つかりました。なぜなら、新譜・旧譜ともに高々と目立つところに陳列され、特に「ベルサイユのばら」で有名な池田理代子様が描いた2004年のアルバム「THE ALFEE 30th ANNIVERSARY HIT SINGLE COLLECTION 37」のジャケイラストがむちゃくちゃ目立っていたから!

 今日の目的「君が生きる意味」を手に取る。これこれ。IZM designworksによる、草原の中、強い向かい風を受け一人立つ女性が描かれたイラストに強い共感を覚えたのよね。よし、わが家へおいで、カモナマイハウス!

 現金で支払い、レシートとイエローのショッパーを胸に抱えた瞬間、店のざわめきが、それまでと違って聞こえてきた。まるで、ハリーポッターのキングス・クロス駅の9¾番線についたような――。

 ああ、音楽のワクワクは魔法のはじまり。いねの「きみがいきるいみ」のぼうけんがはじまった!

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