ヒョンビンとチョン・ウソンから学んだこととは
――楽しみにしています。ではウ・ドファンさんとソ・ウンスさんに伺います。ヒョンビンさん、チョン・ウソンさんという先輩と一緒に仕事をされて、得られたことをそれぞれ教えてくださいますか?
ウ・ドファン 目標ですね。ご一緒したことで、新たな夢ができたような気がします。先輩たちのようになりたいという目標ができました。
――ウ・ドファンさんはヒョンビンさんの弟役を演じていますが、それにまつわるエピソードはありますか?
ウ・ドファン 面白いことに私は誰かの弟の役を演じるのは、今回が初めてだったんですよ。兄弟がいるという設定の作品が今までほとんどなかったので、兄がいるというのがすごく楽しかったんです。ですから現場でも、撮影が終わった今、なんだかヒョンビンさんというより、兄ギテと一緒にいるみたいな感じがして、そういう感覚を味わえるのがすごく面白かったです。
――ヒョンビンさんから見て、いい弟でしたか? ご本人が目の前にいると言いづらいでしょうが(笑)。
ヒョンビン 本当によくできた弟ですよ。ほら、見るからに頼もしいじゃありませんか?(笑)
――はい、本当ですね。ソ・ウンスさんは、いかがですか? チョン・ウソンさん演じる検事の下で働く捜査官という役どころですね。
ソ・ウンス チョン・ウソン先輩と私が一緒に演じているシーンでは、台本通りにいったシーンがほとんどないんです。現場でのウソン先輩とのやり取りは、ほとんどアドリブだったんですよ。今回、一緒に作っていくことが、どれほど楽しいことなのかを先輩に教えていただいたような気がします。
今まで私は台本をいただいたら、それをどう忠実に表現するかにこだわっていたんですけれども、今回チョン・ウソン先輩と一緒に演じたことで、その先にあるもの、ものづくりの楽しさを実感することができました。本当にチョン・ウソン先輩とのシーンは全てが学びだったんですが、今シーズン2の撮影に入っているのに、まだ共演シーンがないんですよ。それがとっても寂しいんです。
シーズン1で、私がどれほどたくさんのことをイェジンとして学ぶことができたのか。それをひしひしと感じています。本当に些細な仕草から、話し方、表情まで、全てを教えていただいたんです。どういうふうにすれば、より魅力的に映るのか、そういったところもすごく繊細に教えていただいて、もうウソン先輩には感謝の一言しかないですね。
チョン・ウソン いやいや、台本はもちろんとても大事で、言ってみればすごくいい畑だったんですよ。その畑に私たちが種を蒔いて、どういった色の、どういった香りがする果実を実らせるのか。そうしたことに工夫を凝らす現場でした。
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舞台は激動の 1970 年代の韓国と⽇本。ぺク・ギテ(ヒョンビン)は富と権⼒を求め、闇の取引を巧みに操るエリート諜報員として暗躍していた。彼はある任務のために乗った飛行機でハイジャック事件に遭遇し、見事に解決する。そんなギテの背後にある怪しさを嗅ぎつけたのは、正義感と執念深さでは類を見ないベテラン検事チャン・ゴニョン(チョン・ウソン)。相反する⼆⼈の追跡劇の⾏⽅はーー。 大阪で大々的なロケを行っており、リリー・フランキーも出演している。










