2025年のクリスマスイブに初めての書き下ろし絵本『まっしろなちょうちょ』を上梓したNiziU のMAYAさん。絵本に込めた想いを実現するために、ご自身が試みたこと、5周年を迎えたグループ活動のこと、そして、韓国でおすすめのグルメや観光スポットまで教えてもらいました!


コンプレックスを個性に置き換えたら、自分を好きになれた

――MAYAさんが、「毎日を自分らしく生きているな」と実感できるようになってきたのは、いつ頃からですか?

 本当に最近で、今年(2025年)になってからです。私にとって2025年は変化の大きい年で、個人では絵本という新しい挑戦をさせていただきましたし、NiziUとしては5周年を迎える節目の年でもありました。メンバー同士でこれまでの活動を振り返ったり、これからのことをポジティブに話し合ったり、たくさん話し合うことで今まで以上に絆が強くなりました。メンバーがありのままの私を好きでいてくれるという安心感が、毎日を自分らしくいられる後押しをしてくれたと思います。

――具体的に、自分の中で変わった部分というのはありますか?

 私はもともと性格が内向的なので、たとえば、こうしてお話をさせていただいているときも、以前の私ならちょっと緊張しちゃったり、堅苦しく構えてしまったりするところがありました。でも最近は、構えすぎることがなくなって、自分が伝えたいことを、自分らしい言葉で伝えられるようになってきた実感があります。

――自分を好きになる。ありのままの自分でいる。言葉にすると簡単だけれど、実際にはとても難しいことですよね。

 本当に難しいです。私も、ありのままの自分でいられるようになるまでに何年もかかりましたが、大きく変わるきっかけになったのは、コンプレックスに感じていることこそが私の個性なんじゃないかと気づけたことです。そこから、コンプレックスを個性という言葉に置き換えるようにしていったら、コンプレックスだったはずのものをどんどん好きになっていって、ありのままの自分を少しずつ受け入れられるようになっていきました。

――絵本の主人公ナビは、自分探しの旅に出る挑戦をしましたが、MAYAさんがこれから挑戦したいことはありますか?

 絵本という新しい挑戦をしたことで、もっといろんな世界を見て、それこそナビのように自分の色をもっともっと見つけていきたいという欲が出てきました。自分の中でまだまだだなと思うところもたくさんあるけど、その気持ちを否定せず向上心に変えていって、幅広いジャンルに挑戦していきたいなと思っています。

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