
島の東端に広がる36万坪の広大な敷地に、オールスイート仕様の客室がたったの60室。さらに白砂のビーチを独占するようなロケーションで、プライベートな休日を満喫できる「リゾナーレ小浜島」。後篇では、透明度抜群の海をとことん楽しむ仕掛けや、ユニークなディナー体験、リゾート感たっぷりの客室などをご紹介します。
1. 満天の星や月の下で味わう海辺のディナー
夕・朝食はビュッフェレストラン「Ooli Ooli(オーリオーリ)」や島の集落の飲食店でも楽しめますが、ぜひ一度体験してほしいのが「ティンガーラナイトディナー」(1人5,000円+ドリンク代)。開放感あふれるビーチで、ピクニック気分の夕食を味わえる特別なアクティビティです。ティンガーラとは、沖縄の言葉で天の川のこと。
ビュッフェのバラエティ豊かな料理を詰めたミールボックスに、ラグやランタンの入ったバスケットを携えて夕暮れの浜辺へ。飲み物は、ビーチサイドの「BOOKS&CAFE」でオーダーできます。

星空保護区に指定されている小浜島では、年間を通して21の1等星すべてと、88星座のうち84星座を仰ぎ見ることができます。取材時はちょうど満月に近かったため星は控えめでしたが、東の空から昇る月と、凪いだ海に描かれる「ムーンロード」が幻想的でした。



ちなみに、完全に日が沈んだあとは、ランタンがあっても料理が闇に溶け込んでしまい“闇鍋”状態に。早めに食事を済ませ、あとはグラスを片手にゆっくりと過ごすのが正解です。波音と月明かりをお供に、残暑の風情が残る夜を楽しんでください。帰りはヴィラエリアまでのシャトルバスまたはカート送迎(時間帯による)があるのでご安心を。

2025.10.07(火)
文= 伊藤由起
写真=志水 隆
写真協力=リゾナーレ小浜島