料理を「作らない・作れない」ことに罪悪感を持っている人に贈る、フードライター・白央篤司さんの金言&レシピ。
どんなものであれ、作ろうと思ったそのこと自体が尊い。今晩はひと品、作ってみませんか?
鶏むね肉の南蛮漬け風
手ごろな価格で、カロリー的にもうれしい存在の鶏むね肉。
さっぱりとしつつ、旨みがきちんとあるのも魅力ですね。南蛮漬け風にしてもおいしくて、最近ハマっています。蒸し暑い日にピッタリ!
南蛮漬けといっても揚げもしなければ、漬けもしません。野菜を漬けておいて、肉を焼いて一緒に食べる、というごく単純な作り方。
手軽でなかなかイケますよ。
■材料(作りやすい分量)
・鶏むね肉:300g ※もっと少なくても、多くても全然OKです
・玉ねぎ、ニンジン、ミョウガ、ミニトマト:適量
・甘酢、片栗粉、塩コショウ:適量
・油:小さじ2
・カイワレ菜:少々 ※お好みで
鶏むね肉ですが、私はこのぐらいのひと口大ぐらいに切られているものをよく使ってます。それはただ、ラクだから(笑)。
もちろん、面倒でなければ一枚肉をそぎ切りにしてください。あまり薄くせず、ひと口大よりやや大きめに切るのがおすすめ。
そぎ切りに関しては、以前の記事のリンクを参考に。
「鶏むね肉の南蛮漬け」の作り方
さて最初にやるのは、野菜を切ること!
今回は玉ねぎ、ニンジン、ミョウガ、ミニトマトを漬けました。ニンジンは細切り、玉ねぎとミョウガはスライス、ミニトマトは8等分に切っています。
必ずこれらの野菜を揃えて、ということじゃ全然ないです。
そのときあるもので構いませんよ。
他にパプリカ、ズッキーニ、ピーマンなども向きます。
刻んだ野菜をバットや保存容器に移して、ひたるぐらい甘酢を入れて、冷蔵庫へ。30分ぐらいで食べられますが、半日ほどしっかり漬けてもおいしい。
すべて一緒に漬けてしまって構いません。
甘酢ですが、市販の調味酢が便利でいいですね。
以前の記事でも紹介しています。
今回はミツカンの「カンタン酢」を使用しました。あ、寿司酢が余ってるなら、それに漬けてもおいしくできますよ。
2022.06.07(火)
文・撮影=白央篤司