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一年で最も寒い季節である冬から春に季節が変わるシーズンは、体に不調を感じやすい時期でもあります。寒暖差があることに加えて、室内の活動が中心だった冬から、外に出て体を動かす機会が多いのも影響しているからです。
この時期は、冬と比べて活動も代謝も活発になるので、体がエネルギー不足になりがちです。春に向かう体づくりのために、肉料理でエネルギーチャージを心がけてみましょう。とはいえ、揚げ物などの料理法は消化に負担がかかってしまうため、胃腸の働きが低下しやすい季節の変わり目には控えたいところ。
今回はお家でも簡単にできるヘルシーな薬膳肉料理をご紹介します。春へ向けた体づくりの参考に、ぜひご活用ください。
◆羊肉のニラ玉スープ
薬膳料理では、最も体を温める効能のある肉類が「羊肉」とされています。スープにすることで、効能をしっかり引き出すことができ、消化にも負担がかかりませんよ。
同じくニラも体を温める食材なので、まだまだ寒さの残る春先におすすめのメニューです。気温が上がり、寒気を感じない日には、羊肉を豚肉に変えてみるのもいいでしょう。
あっさりした味付けなので、お好みで米酢や黒酢をまわしかけても美味しいですよ。
●材料(4人前)
・羊肉:100g
・玉ねぎ:1個
・キャベツ:50g
・ニラ:5株
・卵:1個
<調味料>
・だし汁:800ml
・醤油:小さじ1
・調理酒:小さじ1
・塩:適量
●作り方
(1)玉ねぎは1cm厚さに切り、キャベツはザク切りにします。ニラは4cmほどの長さに切ります。
(2)鍋に<調味料>の食材を入れてひと煮立ちさせ、羊肉を入れます。
(3)アクをすくいながら中火で加熱します。アクが出てこなくなったら、玉ねぎを入れます。
(4)玉ねぎが柔らかくなったら、キャベツを入れます。
(5)ニラ、溶いた卵を入れて全体を混ぜます。
(6)器に盛りつけて完成です。
2024.03.16(土)
文・撮影=さとうあい