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◆ごぼうと牛肉のしぐれ煮

 牛肉は、春の体に不足しがちな血を作ってくれる食材。脂身は消化に負担がかかるので、赤身の部分を使用するといいでしょう。加熱すると固くなりやすい部位なので、柔らかくなるまで弱火でじっくり煮込んで仕上げましょう。

 完成したしぐれ煮は、そのまま食べても美味しいですが、ご飯や麺類にかけて召し上がっていただくこともできます。冷凍保存もできるので、常備菜としての活用もおすすめです。

●材料(4人前)

・牛もも薄切り肉:200g
・ごぼう:1本
・椎茸:5枚
・乾燥黒きくらげ(千切りタイプ):大さじ2
・素焼きくるみ:大さじ2
・ごま油:小さじ1
<調味料>
・だし汁:100cc
・醤油:大さじ2
・みりん:大さじ1
・砂糖:小さじ1

●作り方

(1)乾燥黒きくらげは水で戻します。ごぼうは笹掻きにし、水に15分ほどさらしてアク抜きをします。椎茸は石づきを取り除いて薄切りにします。

(2)フライパンにごま油をしき、水切りしたごぼうを入れて炒めます。

(3)ごぼうがしんなりしてきたら、椎茸、牛肉を入れます。

(4)肉の赤味がなくなるまでゆっくり炒めます。

(5)<調味料>の食材、刻んだくるみ、黒きくらげを入れます。

(6)煮汁が煮詰まり、牛肉がほぐれるくらい柔らかくなるまで弱火で20~30分ほど煮ます。

(7)器に盛りつけて完成です。

2024.03.16(土)
文・撮影=さとうあい