この記事の連載
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◆体の冷えが原因〜ニラと干しエビのチャーハン
「冷えは万病の元」という言葉にもあるように、体が冷えることで、体内の循環が悪くなります。お腹を温めると生理痛が和らいだり、普段から手足の冷えを感じたりするのがこのタイプです。生理時にかかわらず、普段から体を温めることに注意しながら生活することで、改善も早いでしょう。
エビやニラは、体を温める効果が高い食材です。食事の中にも取り入れやすいので、普段の食生活から取り入れてみてもいいでしょう。
●材料(2人前)
・ご飯:2人前
・ニラ:1束
・豚細切れ肉:100g
・玉ねぎ:小1個
・卵:1個
・干しエビ:大さじ1
・黒炒りごま:大さじ1
・醤油:小さじ1
・みりん:小さじ2
・塩:適量
・ごま油:適量
●作り方
(1) ニラは5mm幅で切り、玉ねぎはみじん切りにします。
(2) フライパンに、豚肉、玉ねぎを入れて加熱し、豚肉の赤みがなくなってきたら、醤油、みりんを入れて味付けをします。汁気がなくなるまで加熱したら、一旦取り出します。
(3) ボウルに卵、温めたご飯を入れてよく混ぜます。
(4) フライパンを温め、ごま油を敷いたら、(3)のご飯を入れて炒めます。
(5) 全体をよく混ぜて、(1)のニラ、(2)の具材、黒ごま、干しエビを入れます。
(6) ニラが柔らかくなって、全体が混ざったら塩で味を整えて完成です。
ライフスタイルを見直して毎月の生理を快適に過ごそう
耐えられないほどの生理痛は、その裏側に大きな病が隠れている場合もあります。薬を飲んでも落ち着かなかったり、1回の生理で何度も薬を飲まなくては耐えられない場合には、医療機関の受診をおすすめします。
薬膳では、1カ月の食生活やライフスタイルの乱れが、翌月の生理の痛みとなって現れるとも言われています。女性の生理痛はあって当たり前、毎月の痛みは堪えるもの、そんな風に考えていた方は、薬を飲む前に自分の痛みの原因をぜひ一度考えてみるとよいかもしれません。
さとうあい
宮城県仙台市在住の料理家。フードコーディネーターや学校講師などを通して飲食業界に携わること20年以上。現在は国際中医薬膳師の資格を取得し、子どもの不調を整える薬膳料理講座や、企業へのメニュー提案などをする傍ら、レシピライターとしても活動中。
Column
さとうあいの薬膳レシピ
季節の変わり目や、疲れなどからくる体調の変化に薬膳料理はいかがでしょう。
身近な食材を使った薬膳料理を、料理家のさとうあいさんが教えてくれます。
難しい準備は不要! 簡単でおいしいレシピの数々に体も喜ぶはず。
2022.10.01(土)
文・撮影=さとうあい