
テニスの聖地として知られるウィンブルドンでの戦いが、2025年6月30日(月)に幕を開ける。大会3連覇を狙う新たな王者のカルロス・アルカラスを始め、256人のプレーヤーたちがセンターコートを目指して繰り広げる2週間の熱き戦い。その見どころを、約半世紀にわたって同大会とパートナーシップを築き、テニス界の未来を見据えて伴走するロレックスの取り組みとともに紹介する。
伝統ある大会を彩ってきた、伝説のロレックス テスティモニーたち

ロンドンのオール・イングランド・ローン・テニス・アンド・クローケー・クラブ(AELTC)で開かれるウィンブルドン選手権は、あらゆる面において特別な大会だ。
1877年に第1回大会が開催された、世界最古のテニストーナメントであること。グランドスラムと呼ばれるテニス4大大会の中で唯一芝のサーフェスで行われ、グラウンドキーパーたちが一年をかけて育て上げ、きっちり8mmに刈り揃えた天然芝のコートが毎年新たに用意されること。選手たちの服装をすべて白を基調としたものに限るルールも、スペシャルな大会であることをより印象づけている。

だが何よりウィンブルドンを特別なものにしてきたのは、この伝統ある大会に敬意をもって挑み、歴史に残る熱戦を披露してきた歴代のプレーヤーたちだと言えるだろう。
1978年に同大会のオフィシャルタイムキーパーとなったロレックスは、そうした選手たちを半世紀近くにわたって見守り、支援してきた。中心を担うのは、「伝統と卓越性の追求」を掲げるロレックスの理念を共有する“ロレックス テスティモニー”たちだ。
ウィンブルドン5連覇という偉業を最初に成し遂げたビョルン・ボルグ、圧倒的な強さで2017年のウィンブルドン女子シングルスを制したガルビネ・ムグルサ、近年では「芝の王者」として世界中のファンに愛され、2022年に現役を退いたロジャー・フェデラー。彼らのコートでの勇姿は、現在も人々の心に深く刻まれている。
2025.06.24(火)
文=新田草子