◆ストレスを感じた時に手羽肉と蓮の実のスープ

 蓮(ハス)の花が枯れた後にできる「蓮の実」は、漢方にも使われる食材のひとつです。精神の安定に効果があり、眠りを誘う食材でもあります。普段からストレスを感じ、体の疲れやすさが気になる方におすすめです。ご飯と一緒に炊いたり、スープに入れるとほくほくとした食感になるので使いやすいです。

 一般的に流通しているものは、乾燥タイプが多いので、一旦水で戻してから使用します。戻した時に、中心に緑色の芽が入っている場合は、苦味があるので取り除きましょう。

 豆乳のクリーミーな味と、コクのある手羽肉の旨みが体や心の疲れを癒してくれるスープです。

●材料(4人前)

・手羽元肉:8本
・しめじ:1株
・なつめ:3個
・蓮の実:大さじ3
・無調整豆乳:200cc
・塩:適量
・醤油麹:大さじ1

●作り方

(1)蓮の実は水を入れて、ひと晩ほど置きます。

(2)しめじは、石づきを切り落とし房に分けます。

(3)鍋に水(1000cc)、(1)の蓮の実、(2)のしめじ、手で裂いたなつめを入れて加熱します。

(4)沸騰したら、手羽元肉、塩、醤油麹を入れます。手羽元肉が柔らかくなるまで弱火でゆっくり煮ます。

(5)骨から肉が離れるくらい柔らかくなったら、豆乳を入れてよく混ぜます。
※豆乳を入れてから沸騰させるとスープが分離してしまうので、気をつけましょう。

(6)器に盛り付けて完成です。
※なつめの甘みが出すぎてしまうので、スープが仕上がったら取り除きましょう。

2024.09.20(金)
文・撮影=さとうあい