福知山城、鉄道や鬼伝説、肉グルメなどファン垂涎のコンテンツが充実した福知山は、実は知られざるスイーツの街。お取り寄せや贈りものにもぴったりな、甘いものの宝庫なのです!
ほどよく街で、ほどよく田舎。福知山は上質なスイーツの宝庫

京都府北西部に位置する福知山市は、四方を山に囲まれ、若狭湾に通じる由良川が流れる自然豊かなところ。市街地は明智光秀が築いた福知山城の城下町としての風情も残る。
明治32年に大阪・福知山間の鉄道が開通して以来、日本海と京阪神をつなぐ鉄道の要所として知られる、鉄道好き垂涎の「鉄道の街」。また、大江山に鬼の王・酒呑童子が住んだという伝説が残る「鬼の街」、京都府内唯一の家畜市場を有する「肉の街」など多くの魅力をもつ福知山は、実は老舗から気鋭の新店まで、和洋さまざまなスイーツが味わえる「スイーツの街」でもある。

福知山市がある丹波地方は、丹波栗、丹波黒豆、丹波大納言(小豆)などの産地。加えて高級茶の産地であり、JGAP認証を近畿エリアで初めて取得した採卵養鶏場があり、フルーツ栽培も盛んなことなど、上質な食材の宝庫なのだ。福知山がスイーツの街になったのは、必然と言えるのかも。
老舗の安定感のあるおいしさ、手作り焼き菓子の素朴な味わい、スタイリッシュに進化した伝統菓子など、歴史ある街で育まれたスイーツを味わえば、必ずや現地に赴きたくなるはず!
2025.07.09(水)
文=齊藤素子
写真=橋本 篤
CREA Due 2025年7月号
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