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 ジメジメする梅雨シーズンは、どうしても身体がむくんでだるくなることから、ご飯作りが面倒になってしまいがち。ついつい買ってきたものを食べたり、手軽に外食をしたりすることも増えるでしょう。しかし、むくみを感じている方は、味の濃い外食などを食べることで、更に身体のだるさが悪化する危険があるので注意が必要です。

 梅雨シーズンは、湿気が原因によるむくみや、気分の抑うつ感、胃腸の不調などが出やすい時期。しかも、不調症状が1年の中で最も長引きやすいのも特徴です。毎年、梅雨時期だけは体調を崩しやすく苦手だ、という方も多いようです。

 特にむくみは、パッと治りにくい症状なので、毎日の食事でのちょっとしたケアが有効です。むくみ対策の薬膳料理を活用することで、梅雨から夏を元気に過ごすことができますよ。

 今回ご紹介するお料理は、特に手軽さを重視しました。缶詰を使ったり、少ない食材でも作れる薬膳料理ばかりです。むくんで身体が重い方や、やる気が出ない方でも作りやすい内容なので、ぜひ参考になさってください。


◆もやしと豆苗のツナ和え

 ご飯を作る元気がないときでも、手軽に作ることができる薬膳料理です。旨味のあるツナと一緒に食べることでご飯のおかずにもなり、満足感もありますよ。

 もやしは、余分な水分を排出してくれる効果のある食材。もやしの中でも、「大豆もやし」がおすすめです。お手頃なお値段で入手でき、様々な料理にも使いやすいので、梅雨の時期は積極的に使ってみましょう。チャーハンや、お味噌汁、ナムルとして食べてもいいですね。

●材料(4人前)

・豆苗:1袋
・もやし:1袋
・ツナの水煮缶:1缶
・塩:適量
・黒酢:小さじ1

●作り方

(1)豆苗は根を切り落とし、4センチ程の長さに切ります。

(2)鍋に湯を沸かし、もやしを入れて茹でます。

(3)もやしが半透明になってきたら、豆苗を入れて10秒茹でます。

(4)ザルにあげて、湯切りをします。
※水で冷やしてしまうと、もやしが水っぽくなってしまうので注意しましょう。

(5)ボウルにもやし、豆苗、ツナ缶を入れます。塩、黒酢を入れて味を整えます。

(6)器に盛り付けて完成です。

2024.06.01(土)
文・撮影=さとうあい