この記事の連載
さとうあいレシピ #1
さとうあいレシピ #2
さとうあいレシピ #3
さとうあいレシピ #4
さとうあいレシピ #5
さとうあいレシピ #6
さとうあいレシピ #7
さとうあいレシピ #8
さとうあいレシピ #9
さとうあいの薬膳レシピ #10
さとうあいの薬膳レシピ #11
さとうあいの薬膳レシピ #12
さとうあいの薬膳レシピ #13
さとうあいの薬膳レシピ #14
さとうあいの薬膳レシピ #15
さとうあいの薬膳レシピ #16
さとうあいの薬膳レシピ #17
さとうあいの薬膳レシピ #18
さとうあいの薬膳レシピ #19
さとうあいの薬膳レシピ #20
さとうあいの薬膳レシピ #21
さとうあいの薬膳レシピ #22
さとうあいの薬膳レシピ #23
さとうあいの薬膳レシピ #24
さとうあいの薬膳レシピ #25
さとうあいの薬膳レシピ #26
さとうあいの薬膳レシピ #27
さとうあいの薬膳レシピ #28
さとうあいの薬膳レシピ #29
さとうあいの薬膳レシピ #30
さとうあいの薬膳レシピ #31
さとうあいの薬膳レシピ #32
さとうあいの薬膳レシピ #33
さとうあいの薬膳レシピ #34
さとうあいの薬膳レシピ #35
さとうあいの薬膳レシピ #36
さとうあいの薬膳レシピ #37
さとうあいの薬膳レシピ #38
さとうあいの薬膳レシピ #39
さとうあいの薬膳レシピ #40
さとうあいの薬膳レシピ #41
さとうあいの薬膳レシピ #42
さとうあいの薬膳レシピ #43
さとうあいの薬膳レシピ #44
さとうあいの薬膳レシピ #45
さとうあいの薬膳レシピ #46
さとうあいの薬膳レシピ #47
さとうあいの薬膳レシピ #48
さとうあいの薬膳レシピ #49
さとうあいの薬膳レシピ #50
さとうあいの薬膳レシピ #51
暑さと湿気で身体がなんとなくだるい……。そんな時は薬膳の考えを取り入れてみてはいかがでしょうか。国際中医薬膳師のさとうあいさんに、今が旬のトウモロコシを使った薬膳レシピ3選を伺いました。
古来から生薬として取り入れられていたトウモロコシのヒゲ
今が旬のトウモロコシ、プチプチとした食感と甘みのある味が魅力の野菜ですね。トウモロコシは、薬膳では体の余分な水を体外に排出する力があるとされています。蒸し暑く湿気っぽい空気は、身体の中にも入ってきて不快症状として現れます。
むくみや疲労感、身体の重だるさを感じる方は、湿気が原因の不調でしょう。梅雨から夏の蒸し暑い時期を元気に乗り越えるためには、身体に溜まった湿気を体外に排出する食材を活用するのがおすすめです。
今回ご紹介するトウモロコシのヒゲは、実の部分よりも効能が高いのが特徴です。普段捨ててしまいがちな部分ですが、細かく刻むことで違和感なく美味しく食べることができますよ。

トウモロコシのヒゲを乾燥させたものは、生薬名「玉米鬚」(ぎょくべいじゅ)と呼ばれ、高い利尿作用がある食材です。トウモロコシを剥く前に見えるヒゲの部分が褐色になっているものが、熟して美味しいトウモロコシの見分け方。褐色の部分は口に残りやすいので、料理に利用するのは皮を剥いた後に出てくる、黄色のヒゲの部分がおすすめです。
今回はトウモロコシのヒゲを使ったお手軽薬膳レシピをご紹介します。蒸し暑さで体調を崩しがちな方は、ぜひご活用ください。
◆甘みと旨みが詰まったトウモロコシと枝豆のご飯

トウモロコシを丸ごと味わえる炊き込みご飯です。生の実と芯を使うことで、甘みと旨みをしっかり感じることができます。蒸し暑さで弱ってしまいがちな胃腸の調子を整えてくれる枝豆を一緒に入れて仕上げます。
味付けは塩のみなので、あっさりと食べることができるのも嬉しいポイントです。湿気を感じるシーズンは、濃いめの味付けは消化に負担がかかりやすいので、薄味を心がけるといいでしょう。
●材料(4人前)

・うるち米:2合
・トウモロコシ:1本
・枝豆:100g
・塩:少々
●作り方
(1)トウモロコシは芯から実を包丁で削ぎ落とします。トウモロコシのヒゲは、細かく刻みます。

(2)米を水で洗って研ぎ、2合分の水を入れ、(1)のトウモロコシの実、ヒゲ、芯、塩を入れます。蓋をしてから強火で加熱します。沸騰したら弱火にし、15分加熱します。

(3)鍋に湯を沸かし、枝豆を茹でます。枝豆が柔らかくなったら、ざるで湯切りをします。

(4)粗熱が取れたら、枝豆の実を取り出します。

(5)トウモロコシの芯を取り除き、(4)の枝豆を入れて全体をかき混ぜます。

(6)混ぜた後、再び蓋をして10分ほど蒸らし時間を置き、器に盛り付けて完成です。

2024.08.08(木)
文・撮影=さとうあい