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◆スパイスと黒砂糖のりんご煮

 足腰の冷えが顕著で、温めると楽になる方は、体の内側からの温めケアを心がけましょう。クローブや八角、シナモン、黒胡椒などのスパイスは冷え体質の方におすすめのスパイスです。八角、クローブ、黒胡椒はホール状で使用することで、香りがマイルドになるので、香りの強いスパイスが苦手な方でも美味しく召し上がれます。

 煮込む際に使用する黒砂糖は、白砂糖と違って体を温める効果があるので、お腹周りを温めたい場合のお料理に活用できます。ホットミルクにスパイスや黒砂糖を混ぜて飲む方法も手軽に取り入れられますね。

●材料(2人前)

・りんご:1個
・黒砂糖:大さじ2
・黒胡椒(ホール):ひとつまみ
・八角(ホール):1かけ
・クローブ(ホール):6個
・シナモン(パウダー):小さじ1

●作り方

(1)りんごは皮をむいてくし切りにします。

(2)鍋に(1)のりんご、その他のスパイス、水(大さじ3ほど)を入れます。蓋をし、弱火で加熱します。

(3)りんごが柔らかくなってきたら蓋を取り、煮汁を煮詰めるようにしながら加熱します。

(4)煮汁にとろみがついてきたら火を止めます。器に盛り付けて完成です。すぐに食べない場合は、ホールスパイスの味が出すぎてしまうので取り除いてから保管しておきましょう。

寒い冬に備えて、身体の内側からできる腰痛ケアに取り組もう!

 寒くなると腰が痛くて座っているのが辛い、腰痛があるから外出が億劫になってしまう。そんな方は、今回ご紹介した食べる腰痛ケア食材を活用してみましょう。どれも手軽に取り入れられる食材やメニューなので、毎日の食事でも実践しやすいでしょう。

 これからの季節は、どうしても寒さから肩をすくめる姿勢になったり、同じ姿勢が多かったりと、身体が固まってしまいがち。食事ケアと合わせて、適度な運動やストレッチを日頃から心がけることで、身体の巡りが良くなり、腰痛予防にもなりますよ。

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さとうあい

宮城県仙台市在住の料理家。フードコーディネーターや学校講師などを通して飲食業界に携わること20年以上。現在は、企業様向けフードコンサルティング事業を行う、motto cooking tableを主宰する傍ら、レシピライターとしても活動中。また、国際中医薬膳師として、アレルギー体質などの不調に悩む子ども達へ、美味しく食べて健康になれる薬膳料理「こども薬膳」を広める活動も行う。

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Column

さとうあいの薬膳レシピ

季節の変わり目や、疲れなどからくる体調の変化に薬膳料理はいかがでしょう。
身近な食材を使った薬膳料理を、料理家のさとうあいさんが教えてくれます。
難しい準備は不要! 簡単でおいしいレシピの数々に体も喜ぶはず。

2023.12.19(火)
文・撮影=さとうあい