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◆生鮭の甘酒入り味噌汁

 腰痛ケアで腎の弱りに加えて注意したいのが、寒さによる血の滞りです。冬は血が滞りやすい季節。腰痛とともに手足にしもやけができやすい方は、血流の悪さが原因で起こっているので、血の滞りケアができる食材を取り入れるのも効果的です。

 血の滞りによる腰痛は、痛みの場所が固定していることが特徴です。今回のレシピは、血の滞り改善に効果的な食材の玉ねぎ、ニラ、甘酒を入れた粕汁風に仕上げました。甘酒の効果で身体が内側から温まるので、寒い冬の汁物にいかがでしょうか。鮭は、味噌と甘酒に漬け込んでから加熱することで、臭みが抑えられます。

●材料(4人前)

・生鮭:2切れ
・玉ねぎ:0.5個
・キャベツ:3~5枚
・ニラ:3株
・味噌:20g
・甘酒:大さじ3
・だし汁:800ml

●作り方

(1)生鮭は、味噌、甘酒と共に袋に入れて味をなじませます。30分ほど置いたら、食べやすい大きさにカットします。

(2)キャベツ、玉ねぎはざく切りにします。ニラは5ミリほどの長さに切ります。

(3)鍋にだし汁を入れて沸騰させ、(1)の鮭、(2)のキャベツと玉ねぎを入れます。鮭の漬け込みに使った味噌だれは、味噌汁の味付けに使用するのでとっておきます。

(4)玉ねぎが柔らかくなってきたら、仕上げにニラを入れます。

(5)鮭の漬け込みに使用した味噌だれで味を整えます。味が足りない場合は、お好みで味噌を追加しましょう。器に盛り付けて完成です。

2023.12.19(火)
文・撮影=さとうあい