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◆夏

 ギラギラとした太陽が照りつける夏。冷たいジュースやアイス、かき氷などを多食しがちな時期ですね。冷たい食べ物の摂取で胃腸を冷やし、消化器系に負担がかかるといわれています。

 効果的に身体の熱を落ち着かせるには、トマトやキュウリ、なすなどの熱冷ましの食材を活用しましょう。また、汗をかきすぎた時には酸味のある味付けのメニューもおすすめ。夏の和食にも登場する甘酢和えは、汗の出しすぎを防ぐ効果もあります。

 また、冷たい飲み物を飲みすぎてしまったり、食べすぎてしまった場合は、身体を温める長ネギ、ニラ、生姜などの薬味を食べることでバランスが取れます。

 胃腸の冷やしすぎによる夏バテも、夏によく現れる不調なので、食材でできる熱冷ましや、冷やしすぎを防止する薬味食材を上手に活用しながら養生しましょう。

2023.10.14(土)
文・撮影=さとうあい