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◆蒸し黒豆

 黒豆は、美容に嬉しい栄養がたっぷり。紫外線ダメージを受けたお肌にやさしく働きかけ、内側から潤いとツヤを育ててくれます。

 蒸すことで豆本来の甘味が引き立ち、ホクホクとした食感に。噛むたびに甘さが広がり、ほっとする味わいです。

 そのまま食べるのはもちろん、サラダやスープなどのトッピング、炊き込みご飯や蒸しパンの生地に混ぜるなど、幅広く使える万能食材です。シンプルな味なので、和洋食問わず活用できますよ。

●材料(作りやすい分量)

・黒豆:お好みの分量

●作り方

(1)黒豆をさっと洗い、水に一晩浸けます。

(2)豆が十分に吸水したら、次の工程に進みます。

(3)ザルに入れ、水切りをします。

(4)蒸し器にクッキングシートを敷き、黒豆を並べます。湯を沸騰させ、蓋をして弱火で約1時間蒸します。

(5)柔らかさを確認し、火を止めたら再び蓋をして、10分ほど蒸らします。

(6)蒸らし時間を置いて、豆がふっくらとしたら完成です。
冷蔵保存で3日ほど、冷凍保存で1カ月を目安に召し上がって下さい。

続けやすい食習慣で、紫外線に負けない美肌へ

 ふと鏡を見たとき「なんだか、いい感じ」。そんな小さな変化に気づける日は、自然と気持ちまで明るくなるものです。

 お肌の調子は、体の内側や心のリズムとも深くつながっています。だからこそ、スキンケアだけでなく、毎日の食事の中でそっと体を整える時間も大切にしたいですね。

 紫外線は、季節や天候によって強弱があるものの、実は一年中、お肌に影響を与えます。特にこれからは紫外線量がぐっと増える季節。今のうちから内側からのケアを意識しておくことが、未来のお肌を守ることにつながります。

 今回ご紹介した薬膳レシピは、日々のご飯に無理なく取り入れられるものばかり。忙しい毎日でも、楽しみながら続けられる工夫を詰め込みました。自分をいたわる時間として、食事のひとときを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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さとうあい

宮城県仙台市在住の料理家。フードコーディネーターや学校講師などを通して飲食業界に携わること20年以上。現在は国際中医薬膳師の資格を取得し、子どもの不調を整える薬膳料理講座や、企業へのメニュー提案などをする傍ら、レシピライターとしても活動中。

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Column

さとうあいの薬膳レシピ

季節の変わり目や、疲れなどからくる体調の変化に薬膳料理はいかがでしょう。
身近な食材を使った薬膳料理を、料理家のさとうあいさんが教えてくれます。
難しい準備は不要! 簡単でおいしいレシピの数々に体も喜ぶはず。

2025.05.16(金)
文・撮影=さとうあい