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むくみ、貧血、疲れを豆パワーでケア! 身体のタイプによって食べる豆を選んでみよう
豆類は、日本人が古くから食べてきた健康食材のひとつです。味噌や醤油、納豆など、私たちの生活に欠かせない食材の原料として知られていますね。そんな豆類には共通して、身体の余分な水分や湿気を排出して、むくみを解消する効果があります。四方を海に囲まれた湿気の多い日本で暮らす私たちとっては、健康維持の為にもぜひ食べたい食材のひとつです。
しかし最近では、豆料理を日頃から意識的に食べている、という方は少なくなってきているのではないでしょうか? 今回は3種類の豆を取り上げ、豆ごとの効能や、普段の食事に簡単に豆を取り入れる方法についてご紹介します。ご自身の身体にはどの種類の豆が合うのか、ぜひ考えながらご覧ください。
◆暑気あたりとむくみ解消に:緑豆
湿気が多い日本の夏のむくみ対策に活躍するのが、緑豆です。緑豆春雨や、緑豆もやしの原料になっている食材です。クセのない味で、小粒のために早く煮えるので、様々な料理に使えます。緑豆自体は日本ではメジャーな食材ではありませんが、薬膳発祥の地である中国では、暑気あたり症状に欠かせない食材として活用されています。緑豆の煮汁を、夏にお茶として飲む習慣もあるそうですよ。
緑豆は、東南アジアや、東アジア、アフリカなどの暑い地域でもよく食べられています。身体の熱を冷まし、余分な水を排出する効果を期待できるので、梅雨から夏のシーズンに活用しましょう。緑豆春雨や緑豆もやしにも同じ効果がありますが、皮に効能が多いので、皮ごと食べられる料理がおすすめです。
緑豆を手軽に取り入れたい場合には、煮たものをカレーやスープ、炊き込みご飯などに入れるといいでしょう。豆の皮の食感が気になる方は、つくねやハンバーグの具材として利用すると、食べやすいですよ。
気をつけたいのが、緑豆は身体を冷やす食材だということ。寒い日や、冷房の効いた室内で1日を過ごしたときなどには、控えるようにしましょう。もともと冷え体質の方は、生姜やネギなどの身体を温める食材と一緒に食べるといいですよ。
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2023.07.09(日)
文・撮影=さとうあい