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◆ティラミスパフェ

 年に2回ほど期間限定で登場するという「ティラミスパフェ」は、唯一、内容を変えずに提供し続けているスペシャリテ。「フルーツを主役として使わないパフェをひとつつくろうと思い、みんなが好きなティラミスをパフェにしました。でも、どこにもないようなパフェにしたくて、合わせたのがビールです」と、宮田さん。

 トップには、カカオパウダーをふりかける代わりにチョコレートのチュイールを。さらに、スペインのプレミアムなビール「イネディット」を使ったグラニテと、香り高いほうじ茶のアイスクリーム、ビターチョコレートのガナッシュのそれぞれに異なる苦みが出合い、深みある大人な味わいを醸し出します。

 その下に層を成すのは、マスカルポーネのムースとほろ苦いコーヒーゼリ―、キリリとしたラム酒のゼリー。そして、宮田さん自ら収穫したブドウ「ナガノパープル」を、オーブンでセミドライにしてラム酒に漬けた、自家製ラムレーズンの力強い果実味と食感がアクセントに。まろやかなムースと混じり合って口の中でゆるりと溶けていく、2種のゼリーの落ち着きある味わいと豊かな香りが広がって、最後まで飽きの来ないおいしさ。至福の余韻に包まれます。

午後はジェラートを気軽に楽しめる

非常に人気が高く、予約困難店として知られる「Patissiere MAYO」ですが、同じビルの2階には、午後2時からオープンしていて予約不要の「Patissiere MAYO Flat」も。こちらでは、厳選素材を使用した全約8種類のジェラートや、カップ入りでカジュアルなスタイルのパフェが購入でき、3階のテラスでゆっくり楽しめます。

 また、ギフトやおみやげにもぴったりな焼き菓子もそろい、「Patissiere MAYO」のクオリティそのままの味を気軽に味わえるとあって、人気を集めています。

 美術館やショッピング、お食事など、六本木散策の折に足を運んでみては?

Patissiere MAYO(パティシエール・マヨ)

所在地 東京都港区六本木7-10-2 アートスケープ六本木3F
電話番号 非公開
営業時間 18:00~21:00は完全予約制(90分制)、21:00~23:00は完全予約紹介制
定休日 不定休
Instagram @patissiere_mayo

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