この記事の連載

 12月に入り、街はクリスマス気分でいっぱい! もうクリスマスケーキの予約は済みましたか? まだ、という方に<2024年のクリスマスケーキ>情報をまとめてお届けします。

 じわじわと人気が高まっているのが、ドイツ生まれのクリスマス菓子、シュトーレン。競い合うように本格的、個性的なシュトーレンが誕生し、食べ比べをしてみたくなります。

 コーヒーに合う素朴な味わいは毎朝少しずつスライスして食べるのも楽しいですよ!

※紹介しているケーキは完売している場合があります。ご了承ください。


◆オークラ東京

ドライリンゴのジューシーさが新感覚のシュトーレン

 生地にメープルシロップを練りこみ、さらに中心にはマジパンの代わりに、こちらもメープルシロップを使ったブラウニーを忍ばせます。

 大きめのドライリンゴを、辛口シードルとアマレットにしっかりと漬け込むことで、リンゴのシャキッとしたフレッシュ感がよみがえってくるよう!

 このリンゴがごろりと入り、ひと口ごとにリンゴのジューシーさとメープルの香りが交互にあらわれる新感覚のシュトーレンです。少し小ぶりのサイズで、食べやすいのも魅力です。

自家製マジパンがポイントのシュトーレン

 ドライフルーツは、ラム酒とブランデーを合わせたところに3カ月以上漬け込み、よりフルーティーに。レーズンも大粒のものを使用して、プチっとはじける果実感がたまりません。

 香ばしくローストしたナッツ類、ジンジャー、カルダモン、バニラ、シナモンなど9種のスパイスがアクセントになり、甘い香りをさらに引き立てます。また中心のマジパンは自家製で、アーモンドの風味がしっかり広がるのが魅力です。

チョコレート香る濃厚シュトーレン

 プリッと大振りのアマレーナチェリーの酸味がアクセントとなった、ひと味違うジューシーなチョコレートのシュトーレンです。

 ビターなチョコレートを生地に練りこみ、さらに中心にはしっとりとしたチョコレートブラウニーが隠れています。こちらも少し小ぶりのサイズです。

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2024.12.03(火)
文=下井美奈子、CREA編集部