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 エグゼクティブ ペストリーシェフのジョン・ツーカンさんが「ザ・リッツ・カールトン東京」でペストリーとベーカリーを監修するようになって10年。今年も華やかなクリスマスケーキが揃いました。

 シェフが目指すのは「お客様はもちろんのこと、自分の娘が『かわいい』『おいしい』と喜んでくれるようなケーキ」。食べる人の笑顔を想い描き、愛情を込めて作るからこそ、ハートウォーミングなクリスマスケーキができあがるのです。

 そんな「ザ・リッツ・カールトン東京」のクリスマスケーキをご紹介しましょう。


マレーシアの思い出を込めたマロンケーキ

 数量限定のスペシャルケーキのモチーフは、マレーシアの伝統的家屋“ロングハウス”です。マレーシア出身のシェフが子どもの頃遊びに行った楽しい思い出が込められ、大切な方々と過ごす和やかな雰囲気を表現しています。

 チョコレート製のロングハウスの中から、しっとりとした栗のケーキが登場! 歓声があがることは間違いありません。

 トップにはマロンクリームがたっぷりとしぼられ、栗の渋皮煮もトッピング。マロンペーストを練り込んだしっとりとした生地は、アーモンドクランチを加えたチョコレートでコーティング。ホテルメイドのフレッシュな味わいのオレンジマーマレードが隠れ、柑橘の爽やかな香りが風味のアクセントです。

2024.09.28(土)
文=下井美奈子