「夏野菜のカルパッチョ」の作り方

 さて、今回ご紹介する「夏野菜のカルパッチョ」!

 なぜ野菜料理も「カルパッチョ」というのかというと、最近のイタリアでは”薄切り”にした料理を「カルパッチョ」と呼ぶ傾向があり、生魚を含め薄切りにした野菜料理にも使うようになったからです。

 ということで!

 今回はなすを薄切りにした料理「なすのカルパッチョ」をご紹介します。

 旬のトマトも添えて、夏野菜をどんどん消費していきましょう!

■材料(2人分)

・なす:1本
・トマト(小さめ):1個
・バジルの葉:2枚
・オリーブオイル:大さじ2+大さじ1
・塩こしょう:適量

■作り方[所要時間:20分]

(1) なすは縦に薄切りにし、塩適量(分量外)を全体にふって、よくなじませてから10分置く。なすの表面から汗のように水分が出てきたら、軽く洗いキッチンペーパーで水けをよくふき取る。

(2) トマトを洗って2センチ幅の角切りにし、ボウルに入れる。

(3) (2)に手で細かくちぎったバジルの葉を入れ、塩こしょうをし、オリーブオイル大さじ2を加えてよく混ぜる。

(4) フライパンにオリーブオイル大さじ1を入れ、(1)を焼き目が付くまで両面焼く。

(5) (4)を器に盛り、(3)のトマトソースをかける。

★Point

なすに塩をふって余分な水分を出しておくと、味が染み込みやすくなり、ソースとよく馴染みます。

齊藤奈津子(さいとう なつこ)

イタリア料理研究家。TVディレクターとして様々なジャンルのテレビ番組を制作するうちにイタリア料理の素晴らしさに目覚め、2009年、イタリア料理研究家1級を取得し翌年イタリアのフィレンツェへ料理留学。帰国後、イタリア各州の郷土料理を紹介する「イタリア家庭料理教室180℃」を開業。イタリアの食文化、そしてチョコレートを広める活動を続けている。インスタ:@natsukosaito0104

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2020.08.26(水)
文=齊藤奈津子
撮影=佐藤 亘