「甘さ×塩気」の最高の組み合わせレシピ! 季節のイチジクをたっぷりと

イタリアの秋、市場やスーパーの目玉商品として並ぶ旬の果物といえば何といってもイチジク。
イタリアのイチジクは2種類あり、日本で売られているような熟して紫色になるものと、熟しても緑のまま色が変わらないものがあります。日本よりも小ぶりですが、どちらも驚くほど甘く、大袈裟にいうとジャムくらいの糖度を感じるのが特徴なんです(かなり大袈裟ですが)。

滞在中、イチジクがあまりに甘くて美味しくて、しかも小ぶりということもありついパクパク食べていたら、イタリア人の友人から「食べ過ぎるとお腹こわすよ」と注意が。しかし時すでに遅く、そのままトイレに駆け込む羽目になりました。
後で改めて聞くと「イチジクは食物繊維が多いから便秘に効果がある」んだそう。納得。

イチジクは道端に自生していることも多く、イタリア人にとってとても身近な存在。路肩に車を止めてガシガシとイチジクを収穫(窃盗?)している光景をよく見かけます。
2023.11.11(土)
文・写真=齊藤奈津子
撮影=釜谷洋史