夏のほてった身体をリセット! イタリアの定番ドリンクを作ろう
![果物と胡瓜と生姜をたっぷり入れて10分で作れる「アロマウォーター」。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/4/1/1280wm/img_41600cc1379a2ccc8795be57a87c380991000.jpg)
2023年のイタリア、すごく暑かった! 太陽が本気を出してきた感じ。
雨が降ったり風が吹いている時間が長くなり、少しずつ秋に移り変わろうとしている気配を感じます。
![シチリア島やサルデーニャ島など南の地域では、9月後半まで海に入って楽しむ人が多い。海が大好きなイタリア人、海に対する姿勢が違います。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/1/d/1280wm/img_1db7f865686028b98cc2f60b3d422c14103061.jpg)
![夕方仕事終わりに海に来る人もいるほど。隣国からも押し寄せ今年はオーバーツーリズム気味だそう。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/d/e/1280wm/img_dea1d0b64464144bfa66c8e595f61b41103371.jpg)
![街は人も少なく個人店はほぼ全部休暇中で閉まっていてまるでゴーストタウン!](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/b/e/1280wm/img_be1a67d15dd8c09fe97473528ede084b148650.jpg)
イタリア人の友人から「家の窓を締め切ると暑い外気が入らなくて涼しい」とアドバイスをもらい試したら、確かに涼しくなったけど、イタリアの夏をこんな薄暗い部屋で過ごすのは嫌だ! と思い直し、窓を開け水着のような服装で過ごしました。
ところが向かいの住民と目があって恥ずかしくなり、結局また窓を閉め切り薄暗い部屋で過ごすことに。まあ、向かいの人も暑いので何とも思っていないのでしょうが……。
飲食店の水が有料の国、イタリア
![日本でもおしゃれなレストランで見かけますよね。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/1/8/1280wm/img_18e13389f9adc68a5c7d6e873f2a8ff9173088.jpg)
以前、夏のカフェドリンク「シェケラート」をご紹介しましたが、他にもカフェやレストランなどで良く見かけるのが、アロマウォーター。
イタリアでは水は有料のため、日本のようにお店に入ってもタダでは出てきません。数年前、暑すぎて「(有料だけど)水を頼もうかな……」と汗だくになりながら悩んでいた私を見て、「きゅうりは体にこもった熱を出すから暑い時におすすめだよ」と店員さんがコップに注いでくれたのが、きゅうりやハーブがたっぷり入ったアロマウォーターでした。
おすすめの果物はスイカ!
![イタリアはフルーツがとても安いので惜しげもなく使えるところはすごく嬉しい! バールなどにもあるアロマウォーター。その日によって内容は変わります。店によって無料でサーブしてくれたり有料のところもあったりと様々です。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/8/a/1280wm/img_8a39cfb29aaf7e00675203810f451c1450335.jpg)
飲んでみたら、果物の甘酸っぱさとハーブの爽やかさ、きゅうりの少しの苦みが相まって、ただの水よりもスッキリごくごく飲める! なにこれ、美味しい! それをきっかけにアロマウォーターにハマってしまい、自分でも色々な野菜や果物、ハーブを入れて作るようになりました。
自分的にヒットだったのがスイカとキュウリとバジルとレモン。これはすごく美味しかった記憶があります。
![フルーツの種類も豊富なので市場などで買ってホテルで食べるのもおすすめ。1kgで2~3ユーロくらい。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/3/b/1280wm/img_3b56ee64024da0bc336591ac616b0ea8121344.jpg)
今回はそんな気軽に作れるキュウリとレモンのアロマウォーターをご紹介します。季節の変わり目にもおすすめ。是非飲んでみてくださいね。
2023.09.30(土)
文・写真=齊藤奈津子
撮影=釜谷洋史