夏のほてった身体をリセット! イタリアの定番ドリンクを作ろう

2023年のイタリア、すごく暑かった! 太陽が本気を出してきた感じ。
雨が降ったり風が吹いている時間が長くなり、少しずつ秋に移り変わろうとしている気配を感じます。



イタリア人の友人から「家の窓を締め切ると暑い外気が入らなくて涼しい」とアドバイスをもらい試したら、確かに涼しくなったけど、イタリアの夏をこんな薄暗い部屋で過ごすのは嫌だ! と思い直し、窓を開け水着のような服装で過ごしました。
ところが向かいの住民と目があって恥ずかしくなり、結局また窓を閉め切り薄暗い部屋で過ごすことに。まあ、向かいの人も暑いので何とも思っていないのでしょうが……。
飲食店の水が有料の国、イタリア

以前、夏のカフェドリンク「シェケラート」をご紹介しましたが、他にもカフェやレストランなどで良く見かけるのが、アロマウォーター。
イタリアでは水は有料のため、日本のようにお店に入ってもタダでは出てきません。数年前、暑すぎて「(有料だけど)水を頼もうかな……」と汗だくになりながら悩んでいた私を見て、「きゅうりは体にこもった熱を出すから暑い時におすすめだよ」と店員さんがコップに注いでくれたのが、きゅうりやハーブがたっぷり入ったアロマウォーターでした。
おすすめの果物はスイカ!

飲んでみたら、果物の甘酸っぱさとハーブの爽やかさ、きゅうりの少しの苦みが相まって、ただの水よりもスッキリごくごく飲める! なにこれ、美味しい! それをきっかけにアロマウォーターにハマってしまい、自分でも色々な野菜や果物、ハーブを入れて作るようになりました。
自分的にヒットだったのがスイカとキュウリとバジルとレモン。これはすごく美味しかった記憶があります。

今回はそんな気軽に作れるキュウリとレモンのアロマウォーターをご紹介します。季節の変わり目にもおすすめ。是非飲んでみてくださいね。
2023.09.30(土)
文・写真=齊藤奈津子
撮影=釜谷洋史