近年、新造船や海外船の日本就航などのニュースが続き、ますますファンの注目を集めている日本のクルーズ。洋上ならではのラグジュアリーな旅を体験してみてほしい。


とびきりの笑顔が与えてくれたこのクルーズだけの思い出

 2024年12月に就航を果たしたスモールラグジュアリーシップ「三井オーシャンフジ(MITSUI OCEAN FUJI)」。その魅力を堪能すべく、沖縄の海と台湾を巡る5日間の船旅「エキゾチック台湾クルーズⅡ」に乗船した。

 初日の夕刻、沖縄・那覇港から乗船すると、出迎えてくれたのはゆとりあるスイートルームに用意されたウェルカムワイン。

 全客室がオーシャンビューのスイート仕様という贅沢な船内に、旅への期待も高まる。

 この日の夕食は「ザ・レストラン 富士」で会席料理を。日替わりで本格的な和食と洋食を楽しめるダイニングで、沖縄の食材を使用した「沖縄御膳」も3日目の夜に登場した。

 また、「北斎 FINE DINING」(有料)では三國清三シェフ監修のメニューを自分好みに組み合わせ、コース仕立てで満喫。他にも複数のダイニングやカフェなどが揃い、食を楽しみ尽くすには数日では足りないほどだ。

 今回のクルーズは、沖縄周辺の海を眺めながらプールやスパなどをゆっくり楽しめるのが特色。

 様々な船内プログラムも開催されており、今回は特別企画の泡盛の試飲や三線ライブで洋上にいながら沖縄気分を楽しませてくれた。

 3日目にはいよいよ蘇澳へ。下船した港にはシャトルバスが用意され、予約したツアーで台湾北東部の古い街をスムーズに巡ることができた。

 最後の夜を盛り上げてくれたのはオーシャンステージでのプロダクションショーだ。ハウスバンドと専属のシンガーズ&ダンサーズによる華やかなパフォーマンスが観る者を引き込む。

 しかし、何より印象的だったのは、終演後にアーチを作り、とびきりの笑顔で見送ってくれたクルーの姿だった。

 親しい家族のように心を通い合わせる時間が、このクルーズの思い出を特別なものにしてくれる。これこそが、「三井オーシャンフジ」が大切にする“本物のおもてなし”なのだ。

三井オーシャンフジ

那覇発着 エキゾチック台湾クルーズⅣ ~高雄・安平・台中~

内容/全室スイートの三井オーシャンフジで高雄や台中など台湾の名所を巡る。
料金(1名)/421,000円~(2名1室利用時)
開催日/2026年1月18日(日)~1月24日(土)

三井オーシャンクルーズ クルーズデスク

フリーダイヤル 0120-791-211
https://mitsuioceancruises.com

Column

CREA Traveller

文藝春秋が発行するラグジュアリートラベルマガジン「CREA Traveller」の公式サイト。国内外の憧れのデスティネーションの魅力と、ハイクオリティな旅の情報をお届けします。

CREA Traveller 2026年冬号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。