憧れの人は、トム・クルーズ

――『劇場霊』では、どんな新しい町田啓太が見られますか。

 ホラーに初めて挑戦させていただいた作品ですし、Jホラーの巨匠である中田監督が率いる中田組の一員としてやらせていただいたことは大きいです。それに全編フィルムで撮られていることで、これまでの作品とは違う僕がスクリーンに映っています。試写で初めて自分の姿を観た僕も驚きばかりでした。人形の怖さはもちろん、臨場感のある映像なので、観る方がどういう反応をされるのかが楽しみです。

――これまでのお話を伺うかぎり、紆余曲折を経て、今、俳優・町田啓太がいるわけですが、それを踏まえて、今後はどのような俳優を目指していこうと思いますか?

 「もっと、こうすれば良かった」という反省点ばかりですが、これからも役者としてやっていくためには、いろんな経験をして、一人の人間として成長していかなきゃいけないと思っています。今後演じたい役はいっぱいあるのですが、「この役を町田啓太に演らせてみたい」と思わせる俳優になりたい。そうやって求めていただいた役を演じるというのは難しいと思うんですが、求められた以上のものを自分の中で出していけるようになりたいです。『トップガン』が好きなので、憧れの人はトム・クルーズさんです。僕も誰かに憧れてもらえるカッコいい俳優になりたいです。

町田啓太(劇団EXILE)
1990年7月4日生まれ。群馬県出身。10年、「第3回劇団EXILEオーディション」にて約2000人の中から合格。舞台のほか、ドラマ「花子とアン」「流星ワゴン」「美女と男子」や主演映画『スキマスキ』に出演。現在放送中のドラマ「HiGH&LOW THE STORY OF S.W.O.R.D.」の『劇場版』が16年7月公開予定。

『劇場霊』
トップ女優になることを夢見る沙羅(島崎遥香)は、新作舞台のオーディションを通過し、脇役で出演することになる。そんななか、上演される劇場では不可解な事件が発生。事件の真相究明にあたる沙羅と美術スタッフの和泉(町田啓太)は、あることに気付き始める。
(C)2015「劇場霊」製作委員会
2015年11月21日(土)全国ロードショー
http://gekijourei.jp/

くれい響 (くれい ひびき)
1971年東京都出身。映画評論家。幼少時代から映画館に通い、大学在学中にクイズ番組「カルトQ」(B級映画の回)で優勝。その後、バラエティ番組制作を経て、「映画秘宝」(洋泉社)編集部員からフリーに。映画誌・情報誌のほか、劇場プログラムなどにも寄稿。

Column

厳選「いい男」大図鑑

 映画や舞台、ドラマ、CMなどで活躍する「いい男」たちに、映画評論家のくれい響さんが直撃インタビュー。デビューのきっかけから、最新作についてのエピソードまで、ぐっと迫ります。

2015.11.20(金)
文=くれい響
撮影=深野未季
ヘアメイク=CHIKA KIMURA
スタイリスト=三島和也(Tatanca)