「ファーストクラス」などのドラマでも注目の「劇団EXILE」青柳翔。前回に続く、2回目では若衆役を熱演した最新映画『極道大戦争』のことをはじめ、現在放送中のドラマ「ワイルド・ヒーローズ」の舞台裏について熱く語ってくれた。

若き社長役でお茶の間でも注目

――青柳さんの俳優としての転機となった『渾身 KON-SHIN』の隠岐ロケのほか、『サンゴレンジャー』の沖縄、『摂氏100℃の微熱』の淡路島など、地方ロケの出演作が多いことについてはどのように思われていますか。

 僕って、地方顔なんでしょうかね(笑)。地方ロケが苦手という俳優さんもいると思いますけれど、僕はスゴく好きなんです。好きすぎて、現地に行く1週間ぐらい前から、パソコンで食べ物屋さんや名所を検索しています。もちろん、しっかり役作りもしていますけれど、そうやって楽しみながら役に集中するというスタンスが好きなんです。

――去年から今年にかけて放送されたドラマ「ファーストクラス(2期)」や「美しき罠 ~残花繚乱~」では若きCEOや社長役を演じることで、お茶の間でも注目される存在になったと思いますが、人気の実感は?

 まだまだだと思っています。ただ、この2本のドラマに出していただいたことで、父親から頼まれるサインの量が一気に増えましたし、地方でロケなどをしていて、前よりも声をかけられることも増えましたね。「あれ、あの人!」とよく言われます。

――「ファーストクラス」でもネタのひとつになっていましたが、青柳さんの特徴であるヒゲですが、こだわりのようなものはありますか。

 基本、面倒臭がり屋なので、なるべくならヒゲは剃らないでいたい、とは思っているんですが、強面の役のときはともかく、御曹司みたいな役柄によっては絶対に剃らなくてはいけなかったりしますからね……。でも、絶対にヒゲがなきゃいけないという、こだわりはありません(笑)。

2015.05.29(金)
文=くれい響
撮影=中井菜央