THE RAMPAGEのパフォーマーとして活躍する藤原樹が連続ドラマ初主演! 祖父が遺した日本酒店を継ぎ、日本酒を通して、不器用ながらも成長していく主人公を演じる彼が見どころとともに、グループデビュー前の苦労時代なども振り返ってくれました。
ダンスにハマり、THE RAMPAGEのパフォーマーに!
――小学2年生のときにダンスを習い始めた藤原さんですが、幼い頃の夢は?
ダンスを始める前は、父の跡を継ぎたいと思っていました。小2のとき、運動系の習い事もさせたかった母から「ダンス習いなさいよ」と言われました。もともと、5歳上の姉が習っていて、僕は3つ子なのですが、3人同時で習うことになったんです。
ただ、当時の僕は「ダンスは女の子がするもの」と勝手に思っていて、実際に通い始めたスクールにも女の子しかいなかったんです。だから、最初はかなり抵抗感がありました。
――その後、ダンス好きになり、ダンサー(パフォーマー)になりたいと思ったきっかけは?
ダンスを始めて、1年ぐらいのあいだにホールでの発表会に出たり、ショッピングモールでのイベントで踊ったりしたことで、人前で踊ることの楽しさを知って、そこからハマりました。母に「もっと大きなステージで踊りたい」と言ったことを覚えています。
姉の影響でEXILEさんを知って「なんて、カッコよくダンスを踊る人たちなんだ!」と衝撃を受け、小6のときにLDHのダンススクール(EXPG STUDIO)に入りました。
中2ぐらいからは、先輩GENERATIONSさんの「夢者修行」のバックダンサーとして全国を回ることになったのですが、学業と両立することが大変でした。でも、中学の先生も応援してくれて、なんとかやることができました。
――14年、EXILE新メンバーを選出する「EXILE PERFORMER BATTLE AUDITION」に応募されたことを機に、最終的にTHE RAMPAGEのパフォーマーに選出されます。
最初は候補メンバーで、今度はTHE RAMPAGEとして全国を回る「武者修行」をし、そこから正式メンバーになれたことは嬉しかったです。ただ、僕たちがまだまだ未熟だったこともあり活動休止になり、メンバーそれぞれが実家に帰ることになったんです。
僕は福岡のEXPGで、ダンススタジオを掃除したり、生徒さんをサポートしたり、スタッフ業務をしていました。「もしかしたら、このまま解散するかもしれない」と思いながら過ごす、先の見えない2カ月は本当に辛かったです。
2024.12.27(金)
文=くれい響
写真=末永裕樹