この記事の連載
- 武知海青インタビュー前篇
- 武知海青インタビュー後篇
体脂肪率3%という鋼の肉体を持つTHE RAMPAGEの武知海青。鍛え抜かれた肉体美を収めたボディ・ビジュアルブック「BULLET」が9月19日発売に。TBS系「最強スポーツ男子頂上決戦」を現在2連覇中、今年2月にはプロレス団体DDTからデビューを果たし、今“流れが来ている”武知に、インタビューした。
なんのために鍛えてるのか…何も答えられない自分が悔しかった
――写真集で自分のアイデアが生かされているのはどんなところですか?
表紙とタイトルは僕が決めました。『BULLET』(ブレット)というのは、銃弾という意味なんです。僕自身がチャレンジをすることが多くて、TBSの「最強スポーツ男子頂上決戦」(以下、「スポ男」)に出演したり、柔道の黒帯をとったり、ボディメイクの大会(「Summer Style Award 2019 ROOKIE CHALLENGE CUP」)に挑戦したりと、壁に向かってチャレンジすることが多かったんです。
負けたら終わりというくらいの気迫で境地に立つことも多くて、そのたびに壁を砕いてきたなっていう実感もあります。僕の好きな言葉に「高ければ高いほど、乗り越えた壁はいつか自分を守る盾になる」というものがあって、そんな壁を銃弾(BULLET)で貫いてきたんだよという意味もこめました。
――幼い頃は、サボったり、怠けたりすることも多かったということでしたが、なぜそんな風に壁を越えられるような精神に変わったんですか?
親元を離れたときに人間関係に苦労して、自分で生きていかないといけないと実感したんです。そんなとき、GENERATIONSの数原龍友さんがトレーニングをかなりされているのを見て、僕もトレーニングしてみたいと思ったのがきっかけです。
でもいざトレーニングにハマっていると、「なんのために鍛えてるのか」と聞かれることが多くて、それに対して何も答えられない自分が悔しかったんです。そこでいろいろ考えて、結果を出せばいいのではないかと思って大会を目指し始めました。そこで総合優勝をして、「やればできるんじゃん」って思うことができるようになって。それがターニングポイントですね。
――子どもの頃も、習い事を全部をやめてしまったこともあったそうですね。2023年にもうまくいかないなと感じていたことがあったとか。
2023年の頃は、時間が解決してくれるかと思って待っていたんですけど、立ち上がれず行動力もなくなって時間だけが過ぎていきました。そのときにたまたまいただいたのがプロレスのお話でした。お声をかけていただいたきっかけは、2022年に出演した『覆面D』(AbemaTV)というドラマだったんですけど、ここでチャレンジしなかったら、低迷し続けるんだろうと思って、挑戦することにしました。
プロレスへの挑戦を決め、2024年を自分自身のパーフェクトイヤーにしようと決めました。結果として、プロレスも成功して、スポ男も優勝して、こうして写真集も出させてもらって。グループでは東京ドームを成功させて、実際にパーフェクトイヤーになったと思います。
実はこの後にも『スポ男』が控えていて、その4日後には二度目のプロレスの試合があるんですが、すごい流れが来てるっていう実感があるんです。このままいい一年が締めくくれるように、あとは全力で頑張るだけですね。
2024.10.14(月)
文=西森路代
撮影=今井知佑
スタイリスト=山田莉樹
ヘアメイク=OYA(KIND)