世界的ホテルブランド「アナンタラ」を代表するリゾート

タイには、象の才能を披露する観光施設もある。傍らにいるのは、もちろんペアの象使い。

 エレファントキャンプ体験ができる「アナンタラ・ゴールデン・トライアングル・エレファントキャンプ&リゾート」は、世界30カ所以上にあるリゾートブランド「アナンタラ」のフラッグシップのひとつだ。

 14歳でタイにやってきたアメリカ人オーナーは、床磨きの仕事からスタートして起業し、今の地位を築いた人。昔からの夢であった「タイの象徴である象のサポートをしたい」という思いから、象に関わるアクティビティを始めたのだという。

国境に接するリゾート。メコン川の向こうには、ミャンマーまたはラオスが見える。

 エレファントキャンプ体験は、ゲストの体力や興味に応じて、さまざまなアレンジが可能だ。たとえば、象トレッキングで丘の上まで行き、サンセットを眺めながらワインを飲むパッケージもあるし、象に乗ってチェックインすることもできる。なにより大切にしているのは、ゲストがより身近に、自然と象を感じること。

短時間のプチトレッキングから、3日間の本格的なトレーニングまで、体力や時間に応じてプログラムに参加できる。宿泊は、自然の中のラグジュアリーなリゾートだ。

 象と触れ合い学んだことは、「自然との共生」。タイでは近年、都市開発で環境が破壊され、食べるものがなくなった野生の象が畑を荒らすという問題も出てきているという。ここに滞在している短い間に、豊かな環境とは何かを、象と象使いから教えてもらった気がする。

左:いたるところに象をモチーフにしたインテリアが。象への愛情が伝わるリゾートだ。
右:タイの自然の中で食べる北部タイ料理もおいしい。

Anantara Golden Triangle Elephant Camp & Resort
(アナンタラ・ゴールデン・トライアングル・エレファントキャンプ&リゾート)

所在地 229 Moo 1, Chiang Saen, Chiang Rai 57150, Thailand
電話番号 +66-53-784-084
URL http://goldentriangle.anantara.com/

芹澤和美 (せりざわ かずみ)
アジアやオセアニア、中米を中心に、ネイティブの暮らしやカルチャー、ホテルなどを取材。ここ数年は、マカオからのレポートをラジオやテレビなどで発信中。漫画家の花津ハナヨ氏によるトラベルコミック『噂のマカオで女磨き!』(文藝春秋)では、花津氏とマカオを歩き、女性視点のマカオをコーディネイト。著書に『マカオノスタルジック紀行』(双葉社)。
オフィシャルサイト http://www.serizawa.cn

Column

トラベルライターの旅のデジカメ虫干しノート

大都会から秘境まで、世界中を旅してきた女性トラベルライターたちが、デジカメのメモリーの奥に眠らせたまま未公開だった小ネタをお蔵出し。地球は驚きと笑いに満ちている!

2015.11.03(火)
文・撮影=芹澤和美